映画「うた魂♪ 」です。
「ウォーター・ボーイズ」以来(といっていいのかどうか)
オーソドックスなスポ根もの以外の部活を扱った
映画が増えましたよね。
言うまでもなく、ここでは合唱部なわけです。
個人的に部活といえば「ブラブラバンバン 」の方なのですけれど、当時は音楽室での練習を、合唱部と曜日で分け合っていたりしたこともあって、合唱曲を妙に覚えていたりもするんですね。
「大地讃頌」などはあまりにも有名ですけれど、
合唱組曲の「蔵王」や「筑後川」、そして「岬の墓」などは今でも懐かしく思い出されます。
そして、この映画でも取り上げられていた「水のいのち」などもそのひとつ。
これらは、歌詞が当然のように意味を持つばかりでなく、感情表出をメロディに乗せて、
さらに声を楽器であるかのに色彩感や情景を表すことにまで使うという、
「やっぱり芸術だけんね、合唱も」と思わせる曲たちなのですね。
ところで、映画では主人公の荻野かすみ(夏帆)が、
恋心を抱く男子から「歌っているときの顔が、産卵するときの鮭のよう」と言われ、
歌うことが嫌いになってしまうのですが、
およそ合唱をやってるとは思えない不良学生(ゴリ)に「合唱をなめんじゃねえ!」と言われて
立ち直っていく姿を描いています。
「なめんじゃねえ」だけでは全く伝わりませんが、
要はやることに全力で向かう気持ちのあり方を問われているわけです。
野球だったら「一球入魂」、音楽だったら「一音入魂」。
たましい入れた一瞬をかっこ悪いというようなヤツは、たましい入れることがわかんねえんだから、
言わせときゃあいいんだ!というわけなのですね。
(そういう台詞は、全くありませんが・・・)
このことって、結構どんなことにでも当てはまったりするんですけどね。
と、言いながら、こないだ書いたようにかっこ良さを追求したカラヤン は
もしかしたらやっぱり別格なのかもしれないですけれど・・・。
映画に戻ると、かすみが生徒会副会長の女の子にいじめらたりするわけですが、
その理由がかなりお門違いな逆恨みであることや、
産休代用教員で合唱部の臨時?顧問である瀬沼裕子(薬師丸ひろ子)の絡み方を
もう少しつっこんでもらえたら、もっと面白くなったんではないかなと思うのでありました。
(この辺の舌ったらずな言い方は、ご覧になっていただくしかありません・・・)
