ホラー映画ならずともそれに類するものは全く見たいと思わないのですね。
その代わりコメディはよぉく見るのですけれど、
コメディの中でもブラックなものは、かなりホラーに近いことがあります。
(スプラッターではありませんが・・・)
たまたま見た映画「ケーブルガイ」も、その手の映画なのでした。
どうです!左のジャケットを飾るジム・キャリーの顔つきは・・・。
小さいときから親に相手にされず、TVをベビーシッター代わりに育った青年。
長じて、ケーブルTVの接続を担当する技師(つまりは、ケーブルガイですね)になるのですけれど、TVとの一方通行のコミュニケーションの中で育ってきたものですから、たぶんに人付き合いが下手なのでしょう、
友だちがいないものですから、ケーブル接続の依頼人が少しでも気を許すと
勝手に「友だちづきあい」が始まってしまうわけです。
あたかもストーカーにも似た、そのふるまいは笑えもする反面、ある種のホラーでもあるわけなのですね。
付きまとわれるのが、あのマシュー・ブロデリック
(映画やミュージカルの「プロデューサーズ」で毛布の切れ端を手放せない会計士を演じた)
ですから、お人よし度120%なのでして、
ジム・キャリーの顔芸(映画「マスク」をご覧になったでしょうか?)が繰り出す怖さは
かなりなものなのですね。
ただ(ピアース・ブロスナンの「007/ゴールデン・アイ」をご覧になった方なら、かなり笑える)ラストでは、
性格形成の前提である「TVをベビーシッター代わりに育った」ことに対する
(当然の)批判が込められていて、(考えるまでもないのですが)考えさせられたりするという落ちがついてます。
ジム・キャリーの数ある出演作の中では目立たないものでしょうけれど、
そうしたことを考えるということでは「あり」かも知れません。
そんな硬いことを言わずとも、もしアメリカのTVドラマが大好きな方には
あれこれ小ネタが出てきますので、それだけでも楽しめるのでしょう、きっと。
