アクション・ムービーなんですね。
もっともっとクールに進むかなと思いましたけれど、
スー・チーが出てきたところで笑いの要素が入り込みました。
もっとも、ストーリー的にはルールをまげない一徹の主人公のところへ
素性の知れない女性が紛れ込むことで、とんだトラブルにということですけれど。
しかしまあ、クールなタフ・ガイは想像以上に計算高いというか、
用意周到というか・・・
そのあまりに用意のいいところを見てしまいますと、
「これはいくらなんでも、都合よ過ぎなんでないの?!」
と思えてくるわけです。
タイトルの「トランスポーター」は、要するに依頼されたものを的確に目的地に届ける「運び屋」のこと。
持ち前のドライビング・テクニックでもって、映画冒頭のお試し仕事は、
銀行強盗が逃走するためのドライバー役。
警察に取り巻かれようが、逆走チェイス(個人的には、これ、嫌いなんですね、心臓に悪いから)だろうが、
度胸と機転で切り抜けて、予定の場所まで送り届けるわけです。
そんな主人公フランクが次に依頼された仕事は、50kgほどのバッグの運送。
ところが、運び始めて気がついたことには、そのバッグがもぞもぞ動いている・・・
自分で定めたルールを破って、覗かないはずの荷物を覗いてしまったことがトラブルのタネになるという。
「見ぃたぁなぁ!」というわけでもないですが、依頼主の報復を受けることになって、
やおら隠れ家がミサイル攻撃にあうという。
用意周到だと思えるのは、海に面した隠れ家の地下はそのまま海につながっていて、
アクアラングが備えてあるわけです。
しかし、いくら用意周到でも普段一匹狼でいるわけですから、
トラブルのタネの女性を連れて逃げなくてはならないのは予想外のはず!
ですが、アクアラングが2セット用意されているのは、都合よ過ぎ・・・ですよねえ。
さらなる逃亡の際には、港に乗り付けて、そこに舫ってあったボートに乗り込むのですけれど、
シートで覆っただけのボートの中には、火器が満載なのですよ。
常に準備してある周到さかもしれないですけれど、そうだとすればあまりに無用心。
というより、いつ使うとも知れないポートに、
火器満載でシートかぶせただけで港につないどくなんてことないですよね。
やっぱり、都合よ過ぎかと。
本来、こういう映画は「そんなこまいこと言ってては、いけんよ」という大らかな気持ちで見るものなのでしょう。
そして、どきどきハラハラのアクションを堪能して、「ああ、すっきりした!」というべきなのでしょうねえ。
「運び屋」の設定は悪くないと思えますから、違うストーリーだったらなと思わなくもないです。
と、気が付いたら、「トランスポーター2」もあるんでしたっけ・・・
