アルフォンス・ミュシャの名前は前から知っていて、
まさに本書の表紙のように、
装飾性たわわな女性像のポスターなどを量産した装飾画家なのですね。
実は、この雰囲気が必ずしも好きではなくて、敬遠気味ではあったのですけれど、
古本屋に立ち寄ったときに、本書が100円で売っていたので(また、チャリ銭買い…)、
「まあお試しで」と読んでみることにしたのでした。
そして、ミュシャとアール・ヌーヴォーに関して「ふうん、そうなんだ」と知りました。
ミュシャの名前と作品がこれほど有名になったのは、それほど昔のことではない。日本では1970年代の半ばからアール・ヌーヴォーが紹介され始めるが、そのころからミュシャもしだいに知られるようになった。ヨーロッパでさえ、その名声と美術史上の評価が定まったのは、1980年に開催された大規模な展覧会によってだという。
アール・ヌーヴォーはもともとイギリスで「モダン・スタイル」と呼ばれた様式がヨーロッパ大陸に波及していったものなのだそうだ。そして、「アール・ヌーヴォー」というフランス語が世紀末の装飾美術を総称する名称になるきっかけは、1895年に美術商サミュエル・ビングがパリに開いた装飾美術品店の名前を「アール・ヌーヴォー」と名づけたことによる。
画家によっては、どの女性もおんなじ顔みたいに見えることがままありますけれど、
ミュシャの描く女性の顔かたち、姿形は実に多様です。
そうなってくると、「これは素敵だな!」っていうのも出てくるわけですね。
(結局は好みの問題に行き着いてしまうでしょうけれど)
そこで、ここで少々ミュシャ・ギャラリー joshセレクションをやってみましょう。といっても、三点ですが・・・
いかがでしょう。ま、お好みはひとそれぞれですしね・・・。
ただ、こういうポスター関係で夙に有名なミュシャですけれど、
晩年には「スラブ叙事詩」なる、油彩・テンペラによる連作に邁進したのだとか。
およそ4mx5mという大画面で20点といいますから、大変なものです。
チェコ・ブルノ市の郊外、モラフスキー・クルムロフ城というところで見られるのだそうですよ。
行ってみますかねぇ・・・



