モーツァルト「フルートとハープの協奏曲&クラリネット協奏曲」</a>
<font face= モーツァルトのオペラを聴いているうちに、
「そうだ!黒木くんのオーボエ協奏曲を聴こう」と思い
(と言っても、のだめを見ていた人にしかわからない話ですが・・・)
何かしら持っていたはずだと探しても見つからないので、
まあいいかと「フルートとハープの協奏曲」と「クラリネット協奏曲」
カップリングされたCDを 取り出して聴き始めたのでした。

左のジャケット写真は現役盤のものですけれど、
実際に買ったのはもう20年以上前だったかもしれません。
なにしろ1962年ごろに録音されてから
何度も何度も再発されている名盤だということですから・・・。
(当時は2800円で買ったのが、今は1000円盤になってます)

フルートとハープ、それだけで何かしらのイメージができてしまう、
まさにその通りのギャラントな曲なわけでして、
実はそのギャラントさ加減がかつては鼻に付いたりもしたのですね。
 
しかし、改めて聴いてみると実に立派な演奏です。
ジャン・ピエール・ランパルのフルートとリリー・ラスキーヌのハープの掛け合いが見事で、
かつて鼻に付くと思えたギャラントさも素直に受け止められます。
思い浮かべるのは、まさに優雅な宮廷の雰囲気。
革命に翻弄される前のマリー・アントワネットの世界かもしれません。

これに比べて、晩年の作品になる「クラリネット協奏曲」は、かなり大ぶりな曲になっています。
しかし、メロディーはまさにモーツァルトで、これまたかなり優美なわけです。
もっとも、この優美さが災いしたのか、
かつてロンドンのバービカン・センターに行って、ライブで聴いたときには思わず居眠りしてしまいました。
まあ、時差ぼけのせいともいえるでしょうけれど。

そんな「クラリネット協奏曲」のソロは、これまた名手ジャック・ランスロなのですけれど、
このびみょ~なヴィブラートはどうしたことでしょう。
再生装置のせいかなとも思ったりしたのですけれど、
この手のトラブルは起こったことがありませんから、やっぱり演奏の個性なんでしょうね。
これこそ鼻に付いてしまうのでありました。
 
名盤中の名盤で、いかに世評が高くとも、
個人で楽しむ限りにおいては、個人的な趣味・嗜好が介入して当たり前ですから、
別の演奏を探そうかなと思ってしまったのでありました。

それにしても、オーボエ協奏曲のCDはどこにしまったかなあ・・・