しかしまあ、入れ替わり映画ってのはよくありますね。
日本だと「転校生」みたいな比較的品のいい?作品もありますけれど、
アメリカ映画だと入れ替わりのギャップの落差が肝になるようなものも。
この「ホット・チック」は完全にそんな典型で・・・。
DVDカバーを見るだけでも、十二分に想像はつくと思いますが。
古代アビシニアの「呪いのイアリング」を片方ずつ付けたものは、
お互いの身体が入れ替わってしまうという設定で、
入れ替わってしまうのは、
さえないコソ泥のおっさんとチア・リーダーでプロム・クィーンを狙う女の子。
そう言ってしまえば、細かなエピソードはあれこれ想像できてしまうわけでして、
例えばトイレにいったらどうなるかとか、
予想にたがわぬエピソードの積み重ねで物語が進行するんですね。
でも、アメリカの入れ替わりものはだいたい(真面目に言うと)「家族再生」の物語にもなっているわけでして、
おっさんの身体になってしまって家に帰れない女の子は、
行きがかり上、メキシコ人の庭師になって(自分の)家の手入れをしながら、
少々冷えてきている父親と母親の仲立ちをしたりするわけです。
それと、苦境に立たされた友人を救うべく協力する友だちは変身以前の仲良しはもちろん、
どちらかと言えばいじめられていたような子たちまでが敢然と立ち上がる!
不自然きわまりないものではありますけれど、まあ「友情再生」の物語でもあるわけですね。
とまあ、長々書いてますけれど、毒にも薬にもならず、見ているその時だけは楽しく過ごせるという
刹那快楽的(また大仰な言い方)な映画なのでありました。
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