これまでにもたびたび国立科学博物館の企画展には
興味をそそられるものがあったのですけれど、
どちらかというと美術展を優先しまくってましたので、
結果的に国立科学博物館に足を運ぶのは
とんでもなく久しぶりのことなのでした。
「ナスカ」展は、2年前に科学博物館で開催されたのを
皮切りに日本全国を巡回し、
このたびアンコール展として、戻ってきたもののようです。
それでも、けっこう人が入っておりましたねえ。
どうしてもメインは、地上絵(ジオグラフ)になってしまうのですけれど、
これを描いたナスカ人(決して、宇宙人ではないそうな・・・)の文明を垣間見る展覧会なわけです。
そこで、展示のかなりの部分を占めるのが、遺跡から出土されたと思しき土器の類い。
これがかなり豊かな彩色が
施されているのですねえ。
そして、描かれた絵の、
なんともプリミティブな可愛らしさ!
形まで含めてかわいらしいものまで
ありました。
しかし、やはり今を去ること
数百年前の文明ですから、
今から考えれば「おぞましい」「残酷だ」
という要素もあるわけです。
最初、展示物でトロフィーと言われ、
単純に「今では競技の勝者に贈られるものだけれど、装飾品みたいなもの?」
と思ってしまいましたが、
これが何と!首級(しるし、しゅきゅう)、
つまり戦いで勝ち取った相手方の首なのでした。
敢えてここで画像まで出そうとは思いませんけれど・・・
こうした展示物のコーナーの最後に、いよいよ「地上絵バーチャル・ツアー」の始まりとなります。
これが、リアルにせんがためなのでしょうけれど、(場内でもアナウンスされているとおり)
結構クラクラっと来るのですよ。
それでも「ほお~!」と思いながらバーチャル・ツアーを終えると、
なんだか見てきたような気分になりますが、
この地上絵は、宇宙人が作ったものでもなく、最初に小さい絵を描いて、
縮尺を利用して拡大したような話を知ってしまうと、
なんだか夢がないなあ・・・というような気もしてくるのですね。


