相模原市緑区にあるピアノ教室、くろだこうピアノ教室の黒田です。
本日も当ピアノ教室で、実際にレッスンで使用している教本についてご紹介いたします。
左右それぞれのメロディを響かせる『プレ・インヴェンション』をおすすめする理由
「右手も左手もメロディの曲になると、急に難しく感じてしまう」
「バッハなどの曲を演奏するとき、どう弾けばいいのか分からない」
ピアノの経験者の中には、このような経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
かくいう私自身も、学生時代バッハに時代の作品を演奏することが大変苦手でした。
その経験も踏まえて当ピアノ教室では、ある程度ピアノの学習が進んだ生徒さんのレッスンに『プレ・インヴェンション』を取り入れています。
バロック音楽を中心に、右手も左手も独立したメロディーとして奏でる「ポリフォニー(多声部音楽)」を学ぶための重要な要素が詰まっているからです。
今回は、ピアノ講師の視点から『プレ・インヴェンション』がおすすめな理由をご紹介します。
おすすめ理由1:バッハをはじめとする「ポリフォニー(多声部音楽)」の基礎が身につく
現在、多くのピアノ曲は「右手がメロディー、左手が伴奏」という構成で作られています。しかし、バッハの時代の音楽(バロック音楽)は「右手も左手も主役のメロディー」として演奏することが求められます。
* ポリフォニーへのスムーズな導入:左右それぞれが独立したメロディを奏でる感覚を、無理なく段階的に学ぶことができます。
* 左右の弾き分けが身につく:片方のメロディーを引き立てながら、もう片方のメロディーもきれいに歌わせるための感覚やテクニックが自然と鍛えられます。
「伴奏とメロディ」という固定観念から一歩踏み出し、両手で会話をするような新しい演奏感覚を育むことができます。
おすすめ理由2:左右の旋律を聞き分ける「耳のトレーニング」になる
この教本に取り組む上で最も大切なのは、単に指を動かす身体的な技術だけではありません。
* 「耳」を鍛えるレッスン:自分が奏でている右手の音と左手の音の双方に意識を向け、左右のメロディーをしっかり聞き分ける「耳の訓練」になります。
* 演奏表現に深みが出る:自分の音を客観的に聴く力が育つことで、響きのバランスをコントロールできるようになり、より洗練された演奏表現へとつながります。
左右の音を聴き分ける力は、ピアノ演奏全体において大きな強みとなります。
おすすめ理由3:モーツァルトやショパンなど、憧れの曲を演奏するための大きな助けになる
ポリフォニーの要素は、バッハの時代の曲だけに限定されるものではありません。
* 有名作曲家の作品への応用:モーツァルト、ショパン、リストといった大作曲家たちの名曲の随所にも、実はポリフォニーの要素が豊富に含まれています。
* 憧れの曲を演奏する力に:『プレ・インヴェンション』で多声部を読み解き演奏する土台を作っておくことが、将来表現したい憧れの大曲へ挑戦するときの大きな力となります。
まとめ
表現したい音楽を自由に演奏するためには、確信を持って弾ける技術と、楽譜を読み解く知識という「土台」が欠かせないと考えています。
左右の旋律を聴き分ける力を育み、将来の名曲へのチャレンジの扉を開く『プレ・インヴェンション』。
皆さまの「弾けた!」という自信をさらに深め、ワンランク上の演奏を目指す大切な一冊となっております。
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