88歳のおじさん | 京都還暦男のシングル暮らし

京都還暦男のシングル暮らし

京都在住歴40年以上。2024年の2月で還暦です。これから終活。日々の出来事を綴りたいと思います。

母は4人きょうだいです。

お兄さんと妹2人います。

 

母が86歳ですから、もうみんな80代。

いよいよ老境に差し掛かってきて、母以外はみんな病院に入院中。

 

そろそろ介護が必要かなあという雰囲気になってきているみたいです。

 

何よりも上のおじさんは、25年ぐらい妹たちと交流をたっていて、もうなくなっているのかと思っていたら、2年前に母と偶然再会して、それから母に頼るようになったんです。

 

このおじさん、美術商をやっていて、若い頃から世間の常識にハマらない人。

 

この人は高校をでると美術品やさんに就職して、その後、40ぐらいになってから一回り以上年上の女性と結婚し、相手の人は再婚だったので、子供や孫はいるものの、彼とは血縁関係のない人たちなんです。

 

だから妹である母に頼ってきたんだけど、この人見ていると俺も将来はこうなるのかなあと考えてしまいます。

 

母によると病院の空から、空を飛んでいる鳥を見て、「これからパリに行くのかなあ」とかあれこれ空想を膨らませて、それなりに楽しく生きているみたいです。

 

根っからの芸術家肌。

俺もそうなんですよね。

 

俺はこの人に似ていると子供の頃から言われてきました。

だから俺はこのおじさんを嫌いでした。

大体、この人の遺伝子のおかげで俺はこういう性格に生まれて、こんだけ辛い人生を歩んでいるんだからと笑。

 

芸術家は人間関係に悩みやすく、自死するケースも多いです。

自分の世界を保とうとするため、周りと溶け合いない。

 

でも、俺もどうにか60歳まで生きてこれました。

おじさんのことを考えれば、まだ30年くらい人生あるから、これからの人生を考えなくては!

 

さあ、何がこれからあるのでしょうか。

 

これから老いていくことは確実です。

ささやかな幸せを見つけなくては!

 

今日は松屋でポーランド風のハンバーグを食べました。

どこがポーランド風なのかよくわからないけど、これが今日のささいな幸せです。