「ねえねえチューしていい?」

中川冴子の大胆な発言に菊地英治は面食らう。普段の彼女からは考えられない発言に英治は言葉が出てこない。
「いい?」
「う、うん」
冴子の唇が英治はの口に重なる。心臓が激しく脈打ち、冴子に自分の鼓動が聞こえるんじゃないかと気が気でない。
「えいじ、大好きだよ」
「なんだよ。おれも好きだよ」
その日、英治はよく眠れなかった。