「昨今の日米問題についてカスンプ大統領の意見が聞きたいです。」
「カスンプってなんだよ!」
春日俊彰の鋭いツッコミが、スタジオの空気を一瞬で切り裂いた。チーム付け焼き刃からは爆笑が沸き起こり、若林正恭はニヤリと笑いながらも、まるで何事もなかったかのように話を続ける。
「お前、大統領やってたことあるだろ。」
若林の言葉に、春日は眉をひそめ、首を振る。
「学生HEROESか。おなつかだね~じゃないよ」
呆れつつも春日は久しぶりに大統領のキャラで話し出す。
「日本食は素晴らしい、でもアメリカのハンバーガーも負けてないですよ!」
春日は呆れたように両手を広げ、ラジオの向こうのリトルトゥースに向かって叫ぶ。
「何だよそれ! それ日米問題っいうより、ただの食い物の話じゃねえか!でも食事は大事だな、カスンプ大統領の真意はそこにあるんだろ。 日米問題の本質は、文化の違いじゃなくて、食い物のプライドのぶつかり合いなんだって」
春日は完全に呆れ果て、椅子にドサッと座り込む。
「おたくさん、ほんとに何言ってんだよ……。もういいよ、あたくしは帰るぞ。こんなバカバカしい話に付き合ってられねえ。」
だが、若林はまだ終わらない。彼は立ち上がり、まるで記者のようなポーズをとりながら、声を張り上げる。
「待てよ、カスンプ大統領!お前は日米の絆をハンバーガーとおにぎりで繋ごうとしてるんだな! それがお前の『グルメ外交』なんだろ!」
観客はもはや笑いすぎて涙を流す者まで出てくる。春日はといえば、完全に諦めた表情で、ただただ若林を睨みつけるだけだ。
その夜、放送を聴いたリトルトゥースたちは、SNSで「カスンプ大統領」をトレンド入りさせるほどの盛り上がりを見せた。誰もが知っていた。オードリーのこの掛け合いこそが、深夜ラジオの魔法なのだと。
そして「カスンプ大統領」はおにぎりとハンバーガーを手に、日米の未来を夢見ているのかもしれない――。
