春の陽光が地上を優しく照らすある日、春日俊彰は、春日ロケーションで田園風景を歩いていた。しばらくすると春日は妙に輝く花畑に目を奪われた

「あれ、なんじゃこの綺麗な花は!キン肉マンで言うところのスーパーフェニックスの気品でごんすな」
春日は得意げに胸を張り、その花畑に近づいた。すると、花の中心からふわりと現れたのは、美しい乙女の姿。透けるような白い肌に、花冠を被った彼女は、まるで春そのもののような気配をまとっていた。彼女こそ、ギリシャ神話の春と再生の女神、ペルセポネだった。
「おおお!なんじゃこの美人さんは!俺のトゥースが反応しちゃうぜ!」
春日は目を輝かせ、いつもの調子で近づく。そして、反射的に彼女の手を握り、話しかける。
「なぁ、春日と一緒に楽しいことしないですか?」
ペルセポネは一瞬驚いたものの、地上での退屈を紛らわす好奇心からか、
「ふぁ、面白い人間ね」と笑ってしまった。
だがその瞬間、大地が揺れ、地面が裂けた。暗闇の中から現れたのは、黒いローブに身を包み、冷たい眼光を放つ冥界の王、ハデスだった。彼は春日を睨みつける。
「貴様、我が妻ペルセポネに何をするつもりだ?」
声は低く、まるで地底から響く雷鳴のよう。春日はビクッと飛び上がり、
「いやいや、春日はただ握手しただけで、浮気とかそういうんじゃないっすよ!トゥース!」と弁解するが、ハデスの怒りは収まらない。
「地上の愚か者が、ペルセポネに触れるなど許されん。貴様の魂を冥界に引きずり込み、永遠にケルベロスの餌にしてくれる!」
ハデスが槍を振り上げると、地面から黒い影が這い出し、春日を取り囲んだ。ペルセポネは慌てて仲裁に入る。
「ハデス、落ち着いて。彼はただの滑稽な人間よ。私を奪う気なんてないわ」と宥めるが、ハデスの嫉妬は止まらない。
春日は冷や汗を流しながら、
「待ちたまえ、ハデス氏!春日には浮気キャラのイメージがあるけど、これは誤の解だ!クミさんだって怒りますよ!」と必死に叫ぶ。
しかし、ハデスは冷笑を浮かべ、
「ならば地上でその『嫁』とやらと共に悔い改めればいい」と言い放つ。
次の瞬間、春日は冥界の力で東京のスタジオに吹き飛ばされ、収録中の番組で突然「トゥース!」と叫びながら落下。スタジオは騒然となり、若林が叫ぶ。
「お前、今度はなにやらかした!」
一方、冥界ではペルセポネがハデスに寄り添い、「あの人間、意外と面白いわね」と笑う。ハデスは渋々頷きつつ、「次に会ったら容赦せんぞ」と呟いた。
春日はその後、番組で「ハデスにガチでキレられた話」を披露し、視聴率を稼ぐことに成功したが、心の中では「もう花畑には近づかねぇ」と固く誓っていた。