「寂しくていいじゃない。菊地くんは冴子のことを愛してるから余計寂しいんだよ。それをあたしなんかで誤魔化したりなんかしたら、好きな気持ちまで誤魔化すことになるんだよ」


恋人を失って生きる希望を失くした菊地英治にひとみなりに慰めるシーンが印象的
そんな彼女に英治が去り際に言う
「中山はほんとにお人好しだよな。でもそんなところは嫌いじゃない。そんなお前のことが好きになる男はこの世界に存在するさ」
英治とひとみはただの友人であって、それ以上の仲じゃない。
でも大切な親友には違いない、
それが証明されるやりとり
ぼくらシリーズは男女の友情の在り方を示す小説なんだと思わせてくれた作品。