物心つく頃から隣にいたはずの幼なじみ
そんな関係がずっと続くものだと思っていた。
そんな彼が学校をやめ愛知に行ってしまう。
ルミはいてもたってもいられなくって彼の元へかけていく
「私、あなたのことが好きなの」
「えっ!?」
木俣研一は口を開けて驚く。ちらっと見える白い歯が少しばかりまぶしい。
「やっと気づいたの。私が好きなのは相原先パイじゃなくて研一だって……」
ルミの瞳が研一を見つめる。
研一は左腕につけていたミサンガをルミの左腕につけてあげる。
「これは」
「これでおれたちはいつでもつながってるよ。」
研一の笑顔、ルミがずっと好きだったもの。東京と愛知離れていても2人の絆は離れない、むしろいっそう近くなる。