菊地英治にフラれたひとみは意気消沈して家に引きこもるようになってしまった。
そんな彼女を励まそうと日比野朗が家にやってきて、料理を振る舞う。
「うまいもん食ってればそれだけで楽しくなるよ」
1皿にナポリタンスパゲッティ、ハンバーグ、オムライスが盛られた日比野スペシャルプレートランチ
満面の笑みで出されるとひとみは断ることができずにオムライスを一口食べる。
「おいしドキドキ
「かわいい」
「えっ」
「何か食べてるときのひとみの顔、おれっち好きなの」
「なにそれ」
それから、毎日のようにやってきてひとみのために調理する朗。ひとみもそれを楽しみにするようになった。

いつの間にかひとみの隣には朗がいるのが当たり前になった。