准教授・高槻彰良の推察「僕たちはこの怪異を解釈しなくてはならない」嘘を聞き分ける耳を持ち、それゆえ孤独になってしまった深町尚哉。幼い頃に迷い込んだ不思議な祭りについて書いたレポートがきっかけで怪事件を収集する民俗学の准教授、高槻に気に入られて助手をする事から始まる幽霊物件や呪いのわら人形を嬉々として調査する高槻もまた、過去に奇怪な体験をしていた。「やっぱり甘いものが1番だよね深町くんも食べる?」「食べません!」