誘拐犯から解放され工場へ行くことになったカッキーだったけど…………
「ここ通らないとダメ?」
「工場の周囲は野次馬だらけなんだから、姿見せずに入るとしたら下水道通るしかないだろ」
英治がニヤニヤしている。
「服が汚れちゃうじゃないか~」
「そうか、それじゃ仕方ないか。だったら家に帰る?」
「えっ、それは…………」

「くっさいな~なんだよこの臭い」
「うるさいな少し黙れ!」
宏がイラついてる
「あっなんかいた!?」
「ネズミじゃない、ドブネズミ」
「もう~やだあ~」


下水道から出たカッキーは安心したように徹にしがみつく。
「おい、BLかよ。」
英治がそれをみて冷やかす。