ひとみは新庄を想ってシトロンの花を吐きました。花言葉は《美しいけれどいじわるな人》です。

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周りが敵だったひとみにとって彼は唯一の味方とも言える存在だった。優しく語りかけ相談にのり時には一緒に食事に出かけた大切な存在にまでなったが、ただひとつ彼がひとみに嘘をついていたのは妻子持ちだったという事実。
それでもひとみの中では彼と一緒になってもいいとまで思っていた。
自分のことをほったらかしにして海外に行ってる恋人よりも新庄の方が魅力的に見えていたのだ。
だけど、不倫の実態が学校にバレてしまい、ひとみが父兄たちから非難されると新庄はさっぱりひとみとの関係を捨ててしまった。
この瞬間、ひとみのまわりから味方は消えてしまった。
居場所を失いそのまま学校もやめ、見も心もボロボロになったひとみの前に現れたのはかつてなかまだった菊地英治だった。


ひとみは英治を想って青いヒヤシンスの花を吐きました。花言葉は《変わらぬ愛》です。

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「やっぱおれおまえのこと嫌いだわ」
中学の頃から英治はいつもひとみのことをからかっていた。でもそれは彼なりの愛情表現だとずっと思っていた。
でもそれはひとみの思い違いだった。

ひとみは泣き出しその場から走り去った。

「あたしなんていなくなっても誰も気にしない」

そして彼女は自らの命を絶った。