「冴子さん・・・・あなた、菊地英治くんのこと好きなんでしょ?」
中川冴子は中山ひとみから突然、そんな事を言われて言葉が出てこなかった。
「あなたたちの様子見てたらすぐわかる。二人はラブラブなんだって・・・・。でも、私のほうがあなたより長く英治くんとつきあいがあるから・・・・・・。」
そこで深呼吸をするひとみ
「だけど・・・吹雪の中、英治くんを探しに行くって飛び出したあなたを見て、私気づいたの。」

「もうあなたたちの関係に私は邪魔者なんだって・・・・・・。」

「ねぇ今ここではっきり言って。菊地英治が好きなんだってこと。そうしたら私・・・彼のことあきらめられるから・・・・。」
そうつぶやくひとみの目には涙がうかんでいた。