おれが小学生だったときいつも一緒にいたともだちがいた。
ブタみたいにぽっちゃりしていてピーちゃんと呼ばれていたトモヤ
いろんなことを知っている物知りなトシヤ
おれ達三人いつでも一緒だったから、ズッコケ三人組なんて呼ばれていた。
ある日の事、トシヤが子犬を拾ってきた。でも、彼の家はアパートなのでペットを飼えないのだ。
「おれんちは親父が絶対反対する。トモヤは?」
「う、うちはネコがいるからな~」
「じゃあ、この子どうする~」
「だったら、おれたちで飼おうよ。いい場所知ってるんだ。」
おれは友人二人を連れて北野天神裏の空き家に向かった。三日前に見つけて秘密基地にしたら面白いなとずっと考えていたのだ。
「飼うとしたら名前つけないとな。ここはやっぱアンコとかチョコかな。」
「なんで食べ物の名前になるんだよ。この子メスだからかわいい名前がいい」
おれは子犬の頭をなでながらつぶやいた。
「ノリコ・・・・」
「!?」
「ダメかな・・・おれの母さんの名だけど・・・・・。」
おれは小さい頃母親を病気で亡くしてて、父親と暮らしているが親子関係は最悪だ。
「いいんじゃん!ノリコおれ賛成。」
トモヤは賛成したら、トシヤも賛成した。
今思えば小学生のときが一番楽しかったのかも知れない。