将棋電王戦の前に行われた三浦9段へのインタビューで、
三浦「(今後のプロ界は)上手くコンピュータを利用しないと、プロ同士の対局においても
取り残されてしまう時代になるのではないでしょうか。先日の第71期名人戦の最終局で、
森内名人がコンピュータの発掘した手で羽生三冠を破っています。」
プロがコンピュータに学ぶ、もう、それが当然の時代がくるんでしょうか・・・
三浦「人間以上の存在が出てくると、将棋を支えていた根本の一つが崩されたという感じもあるんです。
100メートル走なら、人間が車に負けても『当たり前じゃないか』と思えるのに、
なぜ将棋では同じ気持ちになれないのか、自分でも不思議です。」
第2回電王戦以降、コンピュータ側の新手が続出している。
これは、先入観のないコンピュータならではで、人間では普通はやらない、常識にとらわれない面があると言える。
将棋の世界ではコンピュータの導入は遅れたが、コンピュータの恩恵を受ける、我々の一番身近なものは自動車だ。
自動車は安全のために、どんどんコンピュータを内蔵している。
横滑り防止、ブレーキのアンチロック、運転アシスト
今の新車では、コントロール機能が付いていない車は、公道を走れなくなっている。
ビートたけしやレオナルド・デカプリオが所有することで有名な、世界一のスーパーカー、ブガッティ・ヴェイロンは
ノートパソコンを4台積んでいる。
プロドライバーがブガッティ・ヴェイロンに乗り、サーキットコースで急ハンドルを切るなど無茶な運転をしようとするが、どんなに乱暴にハンドルを切っても、コンピュータが常に計算して、修正をくりかえし安全に走ろうとする。
これらの動きの制御には光センサーが使われている。
私は、東京モーターショーのブガッティ・ヴェイロンのブースのビデオで、雪道の上を普通に走っている映像を見て驚いた。
四つのタイヤがそれぞれ独立してパワーをコントロールしながら走っていた。
日本の車でこのようなタイプの走りに近いのはランエボだろう。