信じたくない気持ち

2015年５月２日





この追加特別公演のみ「Pray for Fukushima」というタイトルがついた公演。





この公演が最後の来日公演となってしまいました。





この公演でも歌われた「心の誓い」、癌と闘う自身の強いメッセージが込められた歌であり、苦しんでいる人々へのエールが込められた歌。





この歌の際に客席から私は赤い薔薇を渡しました。





この歌では、世界各国、恒例の場面ですが、結果的に日本公演の最後に渡せたこと・・・オリビアの強い意志を引き継いだような気が勝手にしています。





思えば、25年ぶりの来日公演初日の名古屋公演で、私は最後の最後にオリビアにイルカのぬいぐるみを渡しました。





たいへんな賭けだったと思います。1978年の日本でのイルカのことがありましたから…。





でも、お互いのモヤモヤした何かをリセットしたかったのです。





「オー！ドルフィン!!」と言って、ぬいぐるみを泳がせて応えてくれたオリビア。





会場の割れんばかりのあたたかい拍手に包まれたことは忘れません。





後の来日公演では「ドルフィン・ソング」をセットリストに入れてくれました。





自伝本の解説にも書きましたが、このことに関し、オリビアは謝罪もしています。





オリビアと日本・・・それだけでも、たくさんの思い出。





『はなまるマーケット』司会の岡江久美子さんも大ファンで、番組出演を凄く喜んでくれていました。





移動中ですが、ちょっとボーッとしていて・・・気持ちを切り替えなければいけないのですが・・・





あまりにショックすぎて・・・自分の担当ラジオの選曲のことさえ考えられません。





本当にショックなんでしょうね…。





覚悟はしていましたが・・・信じたくない気持ちです。

#１枚目の写真のサインは、オリビアが通常はしない言葉が入ったサイン。私が初めて書いたCDの解説のある作品にしてくれました。

２枚目の写真は、最後の福島で販売されていたパンフレットにされた直筆のサイン。