暴力は暴力・・・ | クリス松村オフィシャルブログ Powered by Ameba
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昨日のラグビーの一つのイベントで、上映されるはずだったテレビドラマ「スクール・ウォーズ」の名場面集が上映中止になったそうです。





フェアプレー、暴力禁止などがラグビーの基本的精神ということが理由のようです。





熱血教師物のドラマといえば、私にとっては、夏木陽介さんから中村雅俊さんまでなのですが、





こちらもラグビーが舞台のものもあります。





特に私は、「われら青春」にものすごく感動していたので、





いつもラジオで主題歌などをオンエアする時には・・・





「もうこのドラマは・・・テレビ放映されないかも」とコメントしています。





それはなぜか・・・





素晴らしいドラマだと感じて感動して、今でも語るのに・・・なぜなのか・・・





それは・・・私が無知で何も知らなかった時の感覚と理想のノスタルジーがその要因だと思います。





殴られても仕方ない・・・という当時(70年代)の空気感の中にあった、





ドラマの主人公、真っ直ぐな教師の姿に素直に心打たれたんだと思います。





殴られたこともなかったので…。





でも・・・現実には・・・





殴られて…納得することなんかなかったですし、





殴った教師を今でもよく思っていません。





教師の行動、発言のトラウマは、人生に大きく影響しています。





私の場合、スポーツではありませんが・・・





スターのプロマイドを学校に持っていただけで・・・「性根が腐っている!」と他の教師も誰もいない場所で、二人きりの時に教師に殴られましたから…。





そして、それを後から知った担任の教師は「こんなもの要らないな」とそれを捨てました。





私にとっては二度目の暴力…圧力。





でも・・・ドラマの教育という名のもとの暴力シーンがあっても疑問にも思わず感動していたわけです。





私は、今回の上映中止の処置は仕方がなかったと思います。





どんなシーンが編集されていたかは知りませんが・・・だいたい想像はつきます。





私は・・・実は「スクール・ウォーズ」全巻、DVDを所有しています。





ドラマとしては・・・好きだから持っているのですが・・・





今となっては、当時のドラマとしては・・・ということになりましょう。





ですから、自宅で個人個人が楽しむぶんにはいいと思いますし、





感動したその当時のファン同士であれば、まったく問題ないと思います。





暴力シーンに限らず、問題シーンなど昭和ドラマであげたらキリがありません。





しかし、「スクール・ウォーズ」のイベントでもなく、





公のスポーツのイベントでの上映は、やはりいかがなものか・・・と考えまてしまいます。






年末からの相撲界の事件も含め、そういう感覚があると・・・





愛情とかに関係ない暴力につながる恐れがあるど思います。





スポーツと暴力は似合いません。





スポーツに暴力があったら、楽しくありませんしね。





本当はよい内容のドラマでも、暴力シーンがあれば、その暴力を美化しているととられても仕方ありません。





見る側には、受け取りかたに差もございますしね。





昔は昔、今は今。





また、後ほど。