イジメ。
イジメによって、自ら命を絶つ、命を奪われる・・・
またか・・・と、心が痛みます。
しかし・・・この関連のニュースがなくなることはないでしょう。
子供は、夢と希望に満ちた天使でもあり、
正直な感情を露にし思いのまま行動する動物・・・悪魔のようになる時もあります。
私も含めて、テレビの画面に出られるような方々が、
私もイジメに合いました・・・
という告白を聞くと、こんなにイジメに合っている人って多いのか・・・とも思いますが、
実はイジメの意味の範囲が広くて、ちょっとしたイジメであれば、実は誰もが経験しているかもしれません。
仲間外れ、無視、意地悪・・・
こういうことは、なければいいのですが・・・
こういう小さな出来事を乗りこえることは、将来に役立つこと…という面もあります。
大人の世界でもイジメのない世界はありませんから。
職場ではもちろん、今や大人の集団ネットイジメもありますし。
今、私の世代が未経験で、一番気になるのが、やはり子供の携帯、スマホ事情でしょう。
ツイッターにライン・・・
今回の台風で被害を受けた場所に手伝いに行こう!
と、集まった学生のニュースは感激しましたから、
こういう、素晴らしい使い方もあることは知っています。
しかし、悪い面もあります。
携帯、ラインのやり取りでメッセージを読んだ、読まない、返信したしない、無視された、悪口を書かれた、仲間外れにされた・・・
こういう世界がニュースになるようなことで、多く語られるようになっている気も致します。
しかも、子供が・・・1日24時間も、子供の気の仕方によってはそんなことを気にしなければいけない・・・
これは、私の時代にはなかったことで、イジメを感じている子供には耐えられない苦痛でしょう。
気持ちを整える時間もないうえに、
携帯、ラインでのやり取りは、完全な密室の秘密。
子供同士の秘密というものは、昔からありますが、
現在のラインなどの会話、これはちょっと意味合いが違うように思います。
選挙権、成人、少年法の適応と年齢がバラバラですが、
親の監視下にある学生、17歳までは、
ライン、メールの内容を親が完全に全て見られる設定にしてもいいのではないかと個人的には考えます。
子供のプライバシーとか、いろいろご意見はありましょうが、
もともと携帯ありき、ラインありきだと考えるからそのような反論意見が出るわけで、
親に養ってもらっているうちから、権利を与えすぎることは、将来に向けてのこととしてもいかがなものなのかと考えてしまいます。
最近、便利なものを開発して提供しっぱなしな大人が多すぎるような気がします。
便利が教育環境をますます複雑にしているということはないでしょうか?
新しいものは想像力をもって世に出していかないと、将来、多くの人が困る結果になりかねないような気がいたします。
私は、教育者ではありませんから、細かいデータはありませんが、
社会に送りこまれてくる新米の子たちを受け取る側でもあります。
送りこまれた子供たちの傾向を見ていると、
どうしても考えさせられることが多く、気になっていることがたくさんあります。
私たちも不完全なかたちで社会に送り込まれ、大人の方々に教育されてきましたが、
今の不完全には、何か私たちにあった部分が欠けている気が個人的にいたします。
20年後、無くなる仕事もたくさんあると予想されているので、
機械、コンピューター部門の教育は大切です。
しかし、昔も将来も変わってはいけない人間的な基本部分があるはずで、
この便利、機械化によって、それが失われてはならないと思います。
イジメ問題から話が広がりましたが、実はつながっている社会的問題だと思います。
さて、明日は午前10時から「私を映画に連れてって」(WOWOWシネマ)の放送があります。
夜20時からは『クリス松村の「いい音楽あります!」』(ラジオ日本)の放送があります。
ブラジルの名残、夏・・・というちょっとマニアックな内容をお楽しみください。
ラジコ、スマートフォンでも日本全国お楽しみいただけます。
皆様、また明日!!