Yahoo!のトップニュースに、「動物園 捨て猫めぐり対応物議」というものがあって、
開いてみたら・・・
昨日の朝の私のブログにあげた猫ちゃんの動物園でした。
何というタイミング・・・。
動物園に捨て猫の入ったダンボールを誰かが置いていって、
こういうことをすると、動物園として、やむなく保健所に送る可能性がありますよ・・・
と、そのダンボール画像を掲載のうえ、示唆したら批判があいついだ…というニュース。
なんだか…やりきれない気持ちになりました。
置いていった方は、良いことをしたと思われているのかもしれませんが、
それは違います・・・勝手すぎ。
私が昨日、ブログにあげた猫ちゃんは、実はもとは捨て猫だったんです。
そういうことも、この問題の要因の背景にあるのかな…と思いますが、
いくら動物を愛情をもって育てている動物園でも、何の相談もなく
動物だから、命だから・・・と生き物を置かれていったら・・・それはいくらなんでも面倒は見切れないことぐらい理解出来るはずです。
私もこの動物園の端から端まで見たわけでもありませんし、初めて行ったわけですが、
動物のゲージに地元の会社と思われる表示がいろいろあったので、質問しました。
各動物は、入園料だけではなく、さまざまな方々が支えていらっしゃって成り立っているということがわかりました。
そういう動物園を初めて見たので、素晴らしいことだな…と感じましたし、
物凄い努力を感じました。
生き物って、何なのかを考える良い機会かもしれませんね。
犬や猫は、人間の家で世話出来るから人間の次ぐらいに大切だというのか・・・
私たちがありがたくではありますが、勝手に命を頂戴している食肉になる動物たちは何なのか?
百獣の王、ライオンでさえ今は大変なことになっています。
日本の動物園でも増えすぎて、無料で譲渡されている現実があります。
これは、ライオンの繁殖能力が高く、年3回お産をするからだそうです。
海外では、増えすぎたライオンを「命の教育」として、安楽死させ、冷凍保存し、
解剖するショーも子供たちも含めて見せています。
もっと、考えさせられるのは、ハンティングをするめに・・・
ライオンが南アフリカで繁殖させられているのです。
南アフリカにはライオン牧場なるものがあり、
銃でハンティングするためのライオンが繁殖させられている牧場もあるのです。
これらは全て、たまたま昨晩見たテレビで放送していた内容ですが、
物凄く考えさせられました。
少なくともハンティングするためにライオン牧場でライオンを繁殖させるなんて・・・絶対に良くないことです。
しかし、牧場・・・
牧場といえば、牛や豚などの動物が我々にはピンときますが、
先ほども書いたどおり、私たちはありがたくではあっても、
勝手にその命を生きるために頂戴しているわけで、彼らは、それが前提で生まれてくるわけです。
捨て猫を保健所に持っていくか否か…などという話題を語るなら、
そもそもの地球上の命のことを考えたいですし、子供たちも勉強する良い機会だと思います。
地球上に生きる動物は、肉食、草食、ありますが、
いずれにせよ、命をそれぞれが頂戴して生きているということ。
ペットになる動物、それぞれが可愛いと思う動物だけの命は別で大切・・・
という考えでは矛盾があること。
ぜひ、子供たちの学校での課題にしていただきたい。
こういうことを幼い頃から学ばないと、今回のように「命を守る」「優しさ」という自己中心的な考えで、
他人に迷惑をかけることになるのだと、私は思います。
置いていく・・・という考え方は、現実と向き合わず逃げている卑怯な行為ではないでしょうか?
動物園で働く方々は、動物に愛情がなければ、とてもつとまりません。
その方々に対し、何という残酷な行為をしているのかを考えていただきたいと、私は思いました。
命の議論というものは、大変に繊細で難しいものです。
一生かかっても考える力のある人間は、矛盾とエゴとの狭間で考え続けなければなりません。
今朝は、起きて予定外の話題を書きましたが、私もまだまだこの難しい課題に関しては完全なる答えを導きだせておりません。
エゴという部分が勝っているでしょう。
よく「命の教育」と人間中心のことを学校の先生方が語られる機会を拝見しますが、
本当の命の教育とは、こういうことを考えることからはじまるような気がいたします。
いろいろ書きましたが、
今日も元気にいきましょう!
※夕方16時50分から「ニュース シブ5時」(NHK総合)の生放送があります。
レコードの製造についてレポートいたします。