音楽の回帰 | クリス松村オフィシャルブログ Powered by Ameba


全米で1ヵ所しかない、音楽カセットテープの工場が、





50年近くの運営の中で、2015年、過去最高の生産数になっているそうです。





こういう話題は、度々取り上げていますが、





音楽カセットの工場が残ってフル稼働しているのは意外でした。





日本では、昨年、松田聖子さんの新曲がカセットでも発売されましたが、





それは、久しぶりに見る新譜の音楽カセットでした。





一方、アナログ・レコードは、物凄く新譜を含めた生産が増えています。





これは見た目にも明らか。





日本でも、アナログ・レコードの生産工場は、1ヵ所のみだそうです。





今年、最初のアナログ・レコード購入は、デヴィッド・ボウイの「★」でした。





もちろん、アダム・ランバートの新譜アナログもあります。





レコードやカセットテープへの懐かしい、優しい音。





カセットテープの音なんかデジタルに比べたら、恐ろしいぐらい悪いのですが(笑)、





ノスタルジーも手伝って、よく今でもラジカセで聴いています。





癒しの時間です。





あと、これも度々、報告していますが、





80年代中盤までのCDはかなり再生するのが不安定なものがポロポロと出てきています。





これは、けっこう大変なことだと思います。





CDは決して、半永久的ではない・・・。





CDでもまだ信用がないのに、ダウンロード音源なんて、全く信用出来ないですし、





ハードが壊れればおしまい。





印刷されたジャケットもなく、個人的にはお金を払う価値なしです。(笑)





音楽文化を保存するという意味においては、全否定させていただきます。





若い方には、若い方の聴き方があるので、これを否定するつもりはありませんが、





あくまでも未来への保存方法の問題です。





証拠を明らかにするため、印刷物も重要です。





改ざんが容易な機械の中はダメ。





昔、ビデオテープやレーザー・ディスク、VHDなどで発売された映画や音楽ビデオでも





DVD化、Blu-ray化されていないものも多いのですが、





これからのソフトの販売がどのようになっていくのか興味深いところです。





私は、とりあえずアナログはなるべくおさえておこうと思っています。






さて、今晩20時から『クリス松村の「いい音楽あります!」』(ラジオ日本)の
放送があります。





1976年の今頃の邦楽、洋楽はナタリー・コールさん追悼です。





放送をお楽しみに!