昨晩の「開運!なんでも鑑定団」で鑑定していただいたものはこちら。
幻の幻のレコード盤。
大瀧詠一さんが、自身の「ナイアガラ・レーベル」のコロンビア時代の最後にプロデュースしたアルバム、
「レッツ・オンド・アゲン」(1978年)の中からのラジオ局用の見本盤。
アルバム・レコードの帯のタイトル表記は、よく見ると今の表記と違いますが、
レコードの帯は、当時のレコード会社の社員の方が、間違えてしまった表記。
正確には、3文字×3です。(笑)
このアルバムは、80年代にブレイクする「大滝詠一」とは全く内容が違うものですが、
紛れもなく大瀧、ナイアガラ作品です。
コロンビア時代最後の最後だからこそ出来たのではないかという作品です。
登場したシングル盤は、販売用ではなくプロモーション用のシングル盤なので、
この楽曲のシングル盤としての発売はありませんでした。
諸事情でわかりやすい楽曲を紹介しましたが、正確にはA面は3枚目の写真の楽曲です。
ですから、ピクチャー・スリーヴ(ジャケット)は、もともとございませんし、
ジャケットがないシングル盤の評価額が、
20万円!!
とは・・・驚きの金額です。
そんな評価額のレコードは、この世に数少ないでしょう。
ですから、所有することにたいへんな責任があります。
歴史、文化、大瀧詠一さんの作品ですから。
このレコード盤を鑑定なんて、失礼ではないか…と打ち合わせの段階で思ったので、
このレコード盤を頂戴した大瀧さんのご家族におうかがいしましたが、
心よく了承してくださいまして、今回、お披露目することとなりました。
感謝、感謝でございます。
私が、ご家族から受け取り、今は所有させていただいておりますが、
これは、音楽界の財産ですから、ずっと部屋の棚にあっては申し訳ないものでもあります。
ですから、写真を掲載致します。
ちなみに針は一度も落としていません。
番組でも申し上げたとおり、還暦・・・(笑)
還暦の日に針を落とそうかと考えています。
私の資料室のレコードの中でも大切なレコードの1枚となりました。
今日も元気にいきましょう!