この歳で注意をうけて | クリス松村オフィシャルブログ Powered by Ameba
「あなた、いいかげんにしなさい」

「もう少し、心に余裕をおもちなさい」

「いろいろ細かく言い過ぎですよ」

「まあ…それがあなたですけれどもね」





恥ずかしながら・・・母から注意を受けてしまいました。





この歳で・・・。





♪アスファルトに足を痛めた

人間の駱駝が残されて

親や友や兄弟達が

振り向きながら遠ざかる♪(宮本輝 秋元康)





大塚ガリバーさんの歌った、この曲が頭に流れました。





「人間の駱駝」。






大切な時間、一瞬でした。




ここから先は、その注意を聞いて書くのを止めようかと思いましたが、





ブログは、私の個人的日記ですので、やはり書いておきます。





あの時、何を思っていたかということが大切だと思いますので。






派遣法の問題で、立場の違うお互いの大パフォーマンスが繰り広げられていますが、





本当に今、私たちにとって大切なことが動こうとしています。





一つの話題を取り上げている間にその裏で決まってしまいそうな問題ばかり。






一番問題なのは、我々国民が、それぞれの案件を理解していないこと。





問題点を考えていない方が多いような気がします。





頼りになる方々がいらっしゃればいいのですが・・・ちょっとそれが・・・。





私ごときのブログで、何にもなりませんが、ひじょうに疑問を感じているので、





わからないこともありながら理解を深める努力をしながら書いています。





安保、マイナンバー、新国立競技場の問題も今、全て同時進行になっていますが、





どれもこれも我々に関係してくる大切な問題です。





昨日、テレビで「マイナンバー問題は、問題があってももう間に合いません」という





投げやりな発言をなさったコメンテーターがいらっしゃいましたが、





そんなことはありません!





そう、私は思っています。





国民総背番号制という名称からマイナンバーと言いかえられて、





上手く横文字に弱い日本人の目をすり抜けていますが、





問題点が山積みです。





各番号をまとめるところまでは、私も異論はございませんが、





国民が横文字に意味もなく安心して、理解されない間に人権に踏み込むところまでつけ足し事項が増えてきています。





これが全く不必要なこと。





例えば、マイナンバーと国民健康保険が結びつくところまでは、良いでしょう。





でも、なぜ個人の診察結果、薬の処方の種類、病歴という病院の守秘義務部分まで、





踏み込んでマイナンバーに掲載するのでしょう?





認知症の方、その他、ご自分で説明するのが困難な方、





パイロットや運転をする方など必要な職業なら、会社が知る義務はありますが、





関係ない方がほとんどのはず。





また、銀行口座の把握自体は、既に納税の時点で知られていますが、





預金額や履歴まで、犯罪者でもないのに、なぜ国がそれを覗き見出来るのでしょう。





これらは、マイナンバーが決まって、後から続々とつけ加えられていることです。





つまり、決まった時点にはなかったこと。





ここが順番がめちゃくちゃなのではないかと思うのです。






国民が知らないうちにつけ足す。





しかも、管理は別々に徹底するとはいっても、





勤め先など、マイナンバーを提示しなくてはならない・・・





結局、その番号が漏れ伝わり、その番号は全ての個人情報につながっているわけですから、





これは、今までで最大の情報量の個人情報漏洩に必ず!必ず!つながります。





漏れたら、その人はいっかんの終わり・・・そんなこともありえます。





問題点は、なぜ、守秘義務のあるような個人情報まで、人権を無視して掲載されるのか・・・ということです。





少なくとも私は、認知症ではありません。





薬や診察云々の2重とか、そんなことには無縁です。





銀行の預金だって、そうです。





成人した大人が、なぜ正当に得たお金の出し入れまでを管理されるのかが全くわかりません。





開示が必要な場合、1件、1件、全て個人の了承が必要なことです。





それなのに・・・キーボードを打てば出てくる…情報が空(サイバー空間)を舞う…。





凄いリスクではありませんか?





人間はみんなズルくて、悪人だという考えなのでしょうか?





であれば、それはそれを決めようとしている方々も同じはずです。





人間なのですから。





人間は、必ず間違いをおかします。





それが人間です。





便利という名のもとにお互いを疑い合う・・・哀しい電子管理。





しかも、これを管理する新たな管理費は、膨大な金額。





全て税金。





しかも、個人情報を取り扱うのに、間に委託された民間業者が入るという矛盾。





他の人間が管理という名目で、どんどん増えていく…。





多額の税金を永遠にかけ続けるのに漏洩のリスクは増すという矛盾。





年金個人情報漏洩問題の時も、対応オペレーターが、どうして1日で100人から1000人に増やせたのかが不思議です。





そんな都合のいい人材の方々は、いったいどのように雇用されているのでしょう。





一度に全部決めるのではなく、最初に決まったことだけで、試していただきたい。





薬だって、いきなり患者に投与しません。





長い長い臨床試験を経て、初めて世に出るのです。





期日だけ決めて、急いで・・・どうするんですか?





逆に決まったはずの新国立競技場は、決まった後に問題噴出。(昨日も書きました)





これ、案件は違っても同じことです。





年金個人情報漏洩問題にしかりで、完璧なんてないんです。





問題は、必ず起こります。





何でもそうです。





ただ、個人情報はお試しとはいきません!





人の人生がかかることですから。





しなくていいことは、省くべきです。





便利を求める人と求めない人を分けるぐらいの手間ひまは、かけていただきたい。





手間ひまを惜しんで、欲を出しすぎるとどうなるか・・・さまざまな物語でも結果は明白です。






18歳の選挙権についても申し上げてきましたが、





なぜ、来年から適応なのかが全くわかりません。





準備移行期間が、絶対に必要です。





そもそも少年法のことは、置き去り。





選挙で18歳に不正があっても、少年法で守られるわけですね。





まだ、見切り発車なのに、高校に行って、パフォーマンスをしている場合ではありません。





現場の準備と生徒の意識が整っていないのですから。





これでは、アイドルの握手会感覚ですね。





人は、人と触れあうとお返しをしなくてはいけないという心理になりますから。





本当に国民のためになることが、いくつあるのか?





会社の発展のためになることがいくつあるのか?





消費税10%も近づく中、果たしてどれだけの新しいことが今の国民の免疫力で耐えられるのか…。





ちなみに5%から8%になった、その分の金額は私たちのためにどのように使われようとしているのかも、





大変興味がございます。






電子管理が主役の時代、私たちは、実は便利の裏に隠れた新しいものと闘わなければいけないのです。





人間として生まれてきた誇り、考える力をもっともっと生かしたいものです。





日曜日の午後、気持ちがゆったりしない内容で申し訳ございません。





簡単に今、個人的に思っていることを書きました。





賛成、反対、もっと議論が国民の間で活発になりますように!