「フレディ」とは、クイーンのヴォーカル
フレディ・マーキュリーのこと。
彼が、病に倒れこの世を去ってから、
もう21年が経とうとしています。
生きていれば、66歳。
私が、クイーンと出会ったのは「バイシクル・レース」でしたが、
クイーンのロックというものは、フレディのヴォーカルあってのものでしたし、
他に誰も真似出来るものではありません。
近年、クラシカル・クロスオーバーという新しい音楽の部門が出来て、
私もイル・ディーヴォやジョシュ・グローバンの追っかけなどをしていますが、(笑)
日本でも藤澤ノリマサさんなどが、この部門で活躍しています。
いや…別に話が脱線したわけではありません。(笑)
このオペラとロック、ポップスが今、融合しているのは、
実は、フレディ・マーキュリーが世界で最初にしたことなのです。
代表曲は「バルセロナ」。
これは、フレディが世界一の歌声と称賛する、
スペインのオペラ歌手(ソプラノ)、モンセラート・カバリェさんを相手に
レコーディングしたものですが、
発売当初は、フレディが大好きなオペラ歌手、パバロッティにも酷評されました。
ロック歌手とオペラ歌手が歌うなんて、当時は斬新過ぎて、
誰も思いつかなかった発想ですからね。
しかし結果は大成功で、その後、この曲を酷評したパバロッティもロック歌手とのデュエットを果たしました。
今晩拝見したビデオは、発売されたばかりの
「クイーン フレディ・マーキュリー神話~華麗なる生涯」ですが、
まあ、クイーンという冠はタイトルにいらないぐらい、
フレディ中心のビデオです。
彼の成功と挫折、挫折から生まれたクイーンへの復帰など、
7,80年代という時代の中、クイーンのヴォーカリストとして、
自身、ソロ歌手フレディ・マーキュリーとして、
また、一人の人間としてのフレディの側面がわかる作品です。
ファンからすれば、見たことがある映像をまとめた感じでもありますが、
よく出来た作品で、素直に感動出来ました。
彼が死の間際に、死後、自分の残す素材をどう料理してくれてもいい…
ただ、自分を飽きさせないでくれ…と遺言したことを思えば、
こういうクイーンとは違うフレディの赤裸々なビデオが発売されることは、
とても意味のあることだと思います。
特に自分の命が限りあるものだと知ってからの彼の音楽に対する姿勢は、
クイーン、ソロ問わず、作品からも伝わってきますし、
会えば、5分以内にケンカが始まったというクイーンのメンバー、
ブライアン・メイともクイーンとしての事実上最後のアルバム「イニュエンドゥ」の時には、
心が一つになったというくだりは、涙なくしては見られません。
偉大なロックグループ「クイーン」のシャイなヴォーカリスト、
素顔のフレディに触れてみるのもいいかもしれません。
さて、明日は「ダウンタウンDX」(読売テレビ・日本テレビ系)の放送があります。
2時間スペシャル!
放送をお楽しみに!