今日もロケ中ですが、
華やかな現場です。
本日も内容は、秘密でございます。(笑)
その分、後からお知らせするのが、
楽しみな番組ばかりです。
さて、待ち時間にブログを書きました。
歌のお話。
「歌い続けていて良かった…」
朝の番組で、そう由紀さおりさんが、
おっしゃっていたのを、聞いて、
ジーンときました。
突然、2011年にやってきた全米No.1(iTunesチャート)の快挙。
いやいや、カナダ(iTunesチャート)でもNo.1だという大快挙です。
アメリカのチャート、ビルボードが大好きな私も、
実は、このiTunesチャートという部門が
存在していた事に気づきませんでしたが、
今の時代を考えれば、不思議な事ではありません。
そもそも私が最初に買った由紀さおりさんのレコードは、
1976年発売の「ふらりふられて」。
「夜明けのスキャット」「手紙」の大ヒット、
お姉様との童謡、民謡のデュエットなどで、
最も知られる由紀さおりさんの歴史の中では、
今となっては、あまり語られない時代の歌です。
♪しょうがないあんな日は
何をしてても駄目だもの
あっちぶらぶらこっちぶらぶら…
(作詞・島武実、作曲・宇崎竜童)
私にとっての最も好きな由紀さおりさんの魅力は、
こんな歌謡曲部門の歌なのですが、
今回の世界大ヒットアルバム「1969」は、
久々に安心出来る本物の実力派歌手のアルバムに出会えた喜びがあります。
美空ひばりさん、ちあきなおみさん、伊東ゆかりさん、浅川マキさん…
今までもたくさんの実力派歌手のご紹介をしてきましたが、
このアルバムは、素晴らしい歌唱はもちろん、
演奏の音がいいのであります。
80年代後半から広まった、
打ち込みの演奏ではなく、
ジャズオーケストラ、「ピンク・マルティーニ」の演奏なのでございます。
豪華で優しいサウンドに由紀さおりさんの
丁寧な表現力のある抜群の歌唱がジョイントするのですから、
アルバムがどんなに上質に仕上がっているかは、説明するまでもありません。
ボサノヴァの「マシュ・ケ・ナダ」は体が思わず動いてしまうセクシーな歌唱曲、
ペギー・リーでお馴染みの楽曲
「イズ・ザット・オール・ゼア・イズ?」の
素晴らしい表現力…
セルフカヴァーの楽曲、日本のヒット曲もいいのですが、
私は、ここらへんの曲をぜひ聴いていただきたいです。
このアルバムのヒットをキッカケに、
もっと大人の歌も、たくさん聴ける事を望みます。