語り継ぐ生命 | クリス松村オフィシャルブログ Powered by Ameba


クリス松村オフィシャルブログ Powered by Ameba
お昼にワイドショーを見ていたら、




映画「ゴースト/ニューヨークの幻」を日本でリメイクするという




話題だったんですけれど、




「デミ・ムーアさんの映画・・・」と司会の方が、紹介していました。




「パトリック・スウェイジの名前も言ってあげてよ!」




私は心の中で思わずそうつぶやきました。




パトリックは昨年、若くして癌で他界されました。




この映画の主演は、パトリック・スウェイジもですからね。




名前を言ってあげないとかわいそうな気がして・・・。




園佳也子さん、池田駿介さん、早乙女愛さん、そして今野雄二さん。




「金鳥サッサ」の元気なおばちゃんは実力個性派女優さんでした。(園さん)




「帰ってきたウルトラマン」の隊員役、「キカイダー01」は、ヒーローでした。(池田さん)




荒井由実さんの作品「魔法の鏡」は愛聴盤です。(早乙女さん)




私の世代にとっては、どの方もとても印象深い活躍をされた方です。




でも、その死を伝える報道は、意外にひっそり・・・。




報道に気づかない方もいるでしょう。




最近のご100歳を超えるご老人の行方不明といい、




とても寂しいものを感じずにはいられません。




私、学生時代、音楽評論家という職業もやってみたいなと思った時期があって、




今野雄二さんのことを憧れの眼差しで見ていた時期がありました。




穏やかで、とてもカッコイイ方でした。




語り継ぐ人がいなくなった時、その人の生命は終わると言いますが、




私は、自分が影響を受けた方は、自分が生きている限り話題にしていきたいと思います。




夢をたくさんもらって、楽しませていただいたんですからね。




そういう気持ちを忘れないことは、自分にとっても大切なことだと考えています。






今、外で蝉がジージー鳴いています。




あの夏ももっと遠くの夏も同じように鳴いていた蝉。




今年の蝉が死んでも、その鳴き声も今までの蝉の鳴き声と一緒に




ただただ、ジージーと来年も鳴き続けるんでしょうね。




まるで昨年までの蝉が、いなかったかのように・・・。




昨日、話題にした桜田淳子さんの「ミスティー」に対するコメントで




故・大村雅朗さんの名前があがりました。




おっしゃるとおりです。




私の2007年の過去のブログですが、大村さんの事を書いていたので、




そのまま転載します。




●●●●●

八神純子さんのアルバムが紙ジャケ化。


待っていました!とばかりに早速、聴きはじめたのが、


「素顔の私」。


彼女の2ndアルバム。


1979年の発売だが、A面に針を落とすと、


彼女のクリスタル・ヴォイスと


作品のクオリティ高さに動けなくなるほどの衝撃。


そう・・・このアルバムで大村雅朗さんを知った。


彼は、1stから関わっているし、


その後、下成佐登子、谷村有美と、


私好みのクリスタル・ヴォイスの女性達の編曲を手がけた。


もちろん、渡辺美里や中山美穂・・・


数えあげたらキリがないほどのアーティストを手がけている。



大村さんは、若くして天に召された。


松田聖子さんが、1999年に発売した「永遠の少女」に


「櫻の園」という楽曲がある。


大村さんの作曲した作品。


zepp東京でのライヴでも聖子さんは、思いを込めて披露された。


八神純子さんのリマスターされた


アルバムを聴いていて、


大村さんの仕事の素晴しさをあらためて痛感した。


大村さんの名前は、もっと語られるべきだと感じる。


凄い仕事をした人なのだから。


(2007年11月26日のブログより)




私は、元気に仕事中です。
これから移動します!