特徴的な新人の年 | クリス松村オフィシャルブログ Powered by Ameba


クリス松村オフィシャルブログ Powered by Ameba
10月の第二週のこの時期。



80年代では、既に賞レースのデータが全て出そろった時期でした。



新人賞レースは、特に初々しいアーティストの方々が、



一同ステージのうえ、あるいは客席で発表を待っていて、



その表情が、テレビに映される度、見ている視聴者もドキドキ。






今日は1981年の新人がどのような結果をむかえていたのか、



貴重なデータをご紹介しましょう。



賞レースの参考になるこの時期までのレコード売り上げのデータです。




1位・近藤真彦
2位・イモ欽トリオ
3位・ザ・ぼんち
4位・堀江淳
5位・エマニエル
6位・沖田浩之
7位・伊丹哲也&Side By Side
8位・山川豊
9位・真田広之
10位・Sky




1981年をあえて選んだのは、ひじょうに特徴があるからです。



実は1位と2位の間の売上の差はおよそ4倍。



つまり、近藤真彦さん一色の年だったといえます。



また、面白い歌がたくさんあった年。



一番、特徴的なのは、20位内に女性アイドルが一人もいないということです。



実は、11位に伊藤つかささんがいますが、



彼女はアイドル歌手というよりは、女優。



前年にデビューした、松田聖子さん、河合奈保子さん、柏原芳恵さん、岩崎良美さん,三原順子さんが、



頑張っていたので、各レコード会社から女性アイドルのデビュー自体が少なかったわけです。



つまりデビューしても切磋琢磨する相手もいない状況が生まれたということです。



新人賞争いに唯一入れた女性アイドルは、



沢田富美子さん、林紀恵さん、矢野良子さんぐらいでした。



ということで女性新人アイドル不在の年でした。



しかし隠れた中に後に大活躍される島田歌穂さん、日高のり子さんも



アイドル歌手としてデビューしていました。




果たして今年の新人賞は誰が獲得するのでしょう!