しかも7年ぶりの新作です。
彼女は、1985年に「そよ風の贈り物」でデビューして以来、
およそ10年間1位の常連だったのですが、
私が最初に彼女の存在を気にしたのは、
デビュー・アルバムを聴いた時でした。
「まるでダイアナ・ロス」。
それもそのはずで、そのデビュー・アルバムには、
ダイアナ・ロスの大ヒットバラード曲のプロデューサーで有名な
マイケル・メッサーの名前があったのです。
折しも女王ダイアナ・ロスが、
マイケル・ジャクソンにプロデュースしてもらった作品、
「イートゥン・アライヴ」が、全米でコケてしまった時で、
私の当時の心境は、
「マイケル(メッサー)ったら!新人に歌書いてる場合じゃないでしょ!」
という気持ちだったのですが、(後にカヴァー曲だと知るが・・・)
ホイットニーの歌唱には、ダイアナの繊細な声とは違うパンチがあったので、
このデビュー・アルバムがフェイヴァリットな1枚になるのに時間はかかりませんでした。
(ちなみにダイアナは、このすぐ後、全英1位の「チェイン・リアクション」を発表。)
たくさんある大ヒット曲の中でも有名であり、皆様、全員が今でも知っているのは、
1992年の映画「ボディー・ガード」の一連の曲でしょうね。
いろいろあっての7年ぶりの新作なのですが、全米初登場1位はさすがです。
声も歳を重ねた深みある声で、昔とは一味違いますが、
アルバム自体は、80年代からのファンにも聴きやすい出来です。
歌&映画主演という歩みをする3大ディーヴァは、
ダイアナ・ロス、ホイットニー・ヒューストン、ビヨンセという流れだと
私は思いますが、65歳のダイアナも来年に新曲が控えており
みんな元気がファンにとって一番嬉しいことです。
写真は上から
左がデビュー・アルバム日本盤、右がアメリカ盤ジャケット違い、
二段目、左が新作「アイ・ルック・トゥ・ユー」です。
46歳のホイットニー、相変わらずチャーミングです。
今日も元気にいきます!