イカダ・マラソン | クリス松村オフィシャルブログ Powered by Ameba


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「イカダ・マラソン」。



全容もわからなく、突然決まったこのお題。



いったいどうしたらいいのか?と考えるヒマもなく、



「やるしかないんだな」と思って、フジテレビを後にしました。





アンガールズの山根さんとは、南紀白浜以来の長い旅ですが、



山根さんが、いてくれるという事は心強かったです。





イカダ作りは、もちろん初めて・・・というより、



のこぎりを持ったり、ペンキを塗ったりするのも40年ぶりぐらいだった気がします。



私は、いつもいろいろ便利になっていく世の中について疑問があると言っていますが、



自分自身が「自然」というお題に何も出来なくて



近代の文明の恩恵を受けて生活してきたんあだなーと、つくづく感じました。



ヒモを結ぶ事、組み立てる事、長さをはかる事・・・



大人になると、日曜大工が好きな人をのぞけば、けっこう無縁です。



突然、何かが起きた時、このままじゃ生きてゆけない・・・。



そして、イカダ漕ぎ。



最初は、立つことが怖くて怖くて。



実はイカダに塗ったペンキも乾いていなくて足元がツルツル。



流れのある深さ5mの水の上に小さな板で浮く事事体が恐怖でした。



漕ぐこと。



水をしっかりとらえるとかなりの重量感です。



体力には、それなりの自身がありましたが、その水をとらえる重量感と



あの強い川の流れには驚きました。






漕いで、漕いで、漕いで、漕いで、漕いで、漕いで・・・・






進めば恩の字。



進まないのもまだいいほうです。



イカダが漕いでも漕いでも後退していく事は、かなり私のやる気を無くさせました。



それが、あのイカダが引っ張れれる場面です。




止まっていれば、後退していくだけ。



進まない・・・だけれど漕がないと後退していく。



辛い気持ちになりました。



更に追い打ちをかけるように襲う船酔い。



川には波がないと思ったら大間違い。



大きく揺れたり、小刻みに短い時間に何度も揺れたり・・。



日焼けどころか顔面蒼白だったようですが、



それは、船酔いと寝ていなかったという事でしょう。



いつものことながら更に見苦しくて失礼いたしました。




そんな中のお楽しみは、大沢あかねちゃんやさとう里香ちゃん



西川史子先生が来てくださった時、



そしてまわりの皆様の応援、番組に寄せられたメッセージでした。





スタッフの方々は、傍にいて下さったのですが、



広い川で最終地まで、どのくらいの距離があるかもわからないというものは、



とても辛く寂しいものでした。



それでも子供だちが、川岸を走って「頑張って!」って追いかけてくれて



どれだけ励みになったかわかりません。



しかし、出来ること、出来ないことがあるのも事実です。



ゲームの世界であればミラクルというものがあるのでしょうが、



自然の力というものが目の前に立ちはだかった時、



人間は無力になる時もあります。



出来ないこともあるんです。



それが、子供達に伝わっていればいいなと思います。



最後、あきらめるという結論が伝えられた時、



悔しくもありましたが、ホッとしたという気持ちがあったのも事実です。



あと、たった2時間のことでしたが、それでもそう思いました。




最後、



紳助さんをはじめヘキサゴンメンバーからの思いがいっぱいつまった



メッセージが書いてあるあの旗を忘れるなんて・・・。



たくさんの応援の中、いつもイカダの先端で揺れている旗は、何回も何回も見て



勇気づけられました。



だから大切だったんです。



ここまで書いてみて、まだまだ書き足りないことが山ほどあるなと思います。



また折々、書いていきます。




私のブログへのメッセージは、帰ってから見ていますが、



とても疲れを癒してくれています。



本当にありがとうございます。



日焼けの対処の方法など、皆様のやさしさが身にしみます。



ずっと、現場をレポートしてくれた渡辺和洋アナにも大感謝です。



そして、関わって下さったたくさんのスタッフの皆様も



同じように1日中緊張感のある船に乗っていました。



スタッフの皆様にも大感謝です。




今、たくさんの思いが胸を熱くしています。



辛かったのに・・・・こみあげる熱い思い。



この思いは必ず明日につながると感じています。


でも・・完走できなくてゴメンナサイ!