僕の実家は東京だったのですが、東京に戻って来るとき、
なぜか親と一緒に住む気がしなかったのと、同期と研修
時代のようにワイワイしたかったので寮に入ることにし
ました。

今回は、そこの寮管(住み込みの管理人さん)との壮絶な
バトルのお話をしたいと思います。

当然、独身寮ですから女人禁制なのですが、なにせ若い独身男とくりゃ
彼女の1人や2人がいても当たり前の現象でして、、
寮管は無断外泊と特に部屋への連れ込みに目を光らせていたわけです。。。

でも、みんなその目をかいくぐって、とりあえず息を殺して(管理人の寝た)
夜中にこっそりと靴を片手に彼女を部屋に連れ込もうとするのですが、どこで
どう見ているのかことごとくバレてしまっていました。

隠しカメラでもついているのか?
部屋での話し声を聞いているのか?
(防音がしっかりしていたので多分聞こえないと思うのですが)

で、彼は物音がすると時間に関係なく裏口から外へ出て確認をしている
ようで、また、外泊もきちんとチェックリストにして人事に渡している
ようでした。

寮生が60人近くいるのに、何もそこまでムキになってやると
寝る時間もないんじゃないかなぁ?なんて感じです。

で、彼が陰険なのは見つけても何も言わず、翌日人事部へ報告されて、
後日人事部から注意されるのです。

かく言う僕も一度人事部へチクられたことがあって、1階の下駄箱に、

「○○殿、いかなる事情があっても女性の入室は禁止されています。
 明日、人事部へ報告します。」と殴り書きされた紙が張られていました。

まあ、見て見ぬふりしてると、次第にエスカレートするのでこれくらい
したほうがいいのかも知れませんね。。。。

つづく。。

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ナカイ君、ゴンタ君、今回は我が同期の面々を簡単にお話したい
と思います。

僕が就職した頃は、戦後最悪の就職難と言われており、証券各
社の採用人数も激減していましたが、毎年総合職50人、一般
職150人くらいの採用は続けていたので、僕には同期が50
人弱いました。

そんななかで、例年、S採用、A採用、B採用なんていう採用枠
があるとかないとかがまことしやか?に言い伝えられていました。
まあ、何の根拠もありませんが・・・


S採用からご説明します。
S,A,Bとくれば一番いいグレードのように見えますが、実は
これソルジャー(S)の略です。言うなれば、支店営業専門部隊
で、ラガーマンや体育会系のお兄ちゃん達が多い。
将来のバリバリ営業マン候補、実際の成績もいい人が多い?!
米軍海兵隊のような存在?

一方で、B採用はブレイン(B)の略で、主に金融工学関係や
系列シンクタンク、投資銀行なんかの要員候補でバランス感の
いい奴は将来企画に進み会社の中核を担うことになります。
主には国立大学上位校や一流大学院卒で、だいたい1、2年リテール
をやると本部に入ったり系列のシンクタンクに出向したりします。
踊る大走査線でいうところの警察庁キャリア組です。


そして、A採用。
Aはオルタナティブの略でその他という意味。
なんの特徴もない人たち(別に学歴がいい訳でなく、体育会み
たいなガッツの証明もない人たち)
いわゆるノンキャリア。所轄の警官です。
ちなみに、我が支店のナカイ君と僕はA採用。

比率でいうとS:A:Bで2:6:2くらいでした。
(極めて主観的ですが)



僕らのときは、東大卒キャリア組とその他3流大生、帝京ラガーマンが
全員一律全国の支店に配属され、鬼軍曹にしごかれました。。
公平と言えば公平ですね(笑)

ただ、B採用の人たちが株価1万円割れを見た最悪の相場の中で、
次々と支店で討ち死にしていったので、キャリア組のB採用は
リテールは集合研修時6ヶ月程度のみで速やかに分野別に配属され
るようになりました。

「おいおい、現場(所轄)からは血が流れてもいいのか!!??」

なんて声もありましたが、個人的には、人には向き不向きがあるので
初めから門戸が開かれていない状況でなければ良い事だと思います。

つづく。

自分のフロアまで満員になったエレベーターで上がった。
今までが辺境の掘っ立て小屋だったから綺麗な本部のオフィス
には少々困惑した。

俺たちの血税がこんなところに使われているのか?
当時の僕は全国の支店が本部を食わせているのだと思っていた。

インベストメントバンキング部(以下IB部)の一角に入るとすでに
30分前に出社していた同期が座っていた。

実は、今回の人事異動でIB部に僕の同期のゴン太くんも一緒に異動
になっていた。

ゴン太君の支店での営業成績は万年下位グループで、特に賢い出身校でも
なかったから、僕らがこの部署に選抜されて来た理由は永遠に迷宮入りした。

だから僕らは、それ以来、何故IB部に来たのか聞かれたら、
「人事部ダーツの旅にあたったみたいです。」と答えることにした。

事実当時の人事部は適当に決めたのだろうと今でも思う。
同期の連中からも「何でアイツらが???」
といった声が漏れ聞こえてきた。

インベストメントバンキング部は、何をする部署かというと、
企業の資金調達のアレンジ(株式、債券などの発行)、M&A、IPO
不動産などの流動化をする部署である。

経歴だけ聞くと頭のいい奴、いやお方たちが集まっている。

おいらでやっていけるのだろうか???

そうこうしているうちに僕らの指導をすることになっている先輩が、
こちらにやってきて、僕らを部長のもとへ挨拶へ連れて行った。

つづく。