2024/09/10 | 中川暢三 オフィシャルブログ

中川暢三 オフィシャルブログ

元 加西市長
元 大阪市北区長

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【ポスト泉、明石市政の悲しい現実】


 政策提言市民団体「市民自治あかし」(松本誠代表)の総会に参加した。

 市民自治をテーマに約17年間にわたり活動を続ける。関係者の皆さんのご尽力に敬意を表したい。泉前市長の推薦・応援を受けて市長選に勝利した丸谷市長も、市議時代から市民自治あかしの活動に参画してきた。


 ところが、就任して1年半が経過したが、「自治基本条例」に基づき、「市民参画で市政運営に当たる」との公約を履行せず、その実現が絶望的な状況にある。

 31人の市議のうち、14人もの新人市議が誕生したが、市議会全体としては古い議会運営が続いている。


 市民自治あかしが作成した「市民マニフェスト」を受け入れ、そこで謳われている市民自治の精神を丸谷市長は忘れてしまったのであろうか。

 「まるちゃんは一体何をしたいの?」

そんな声が選挙で応援した子育てママたちからも聞こえてきた。


 前任首長の言動などから注目された兵庫県知事選や明石市長選。結局、知事や市長の顔が新しくなっても、何も変わらないばかりか、後退感すら生じている。

 明確な政策目標(具体的公約)を持たずに、風が吹いて当選した新知事や新市長が、結局何もできないまま月日が流れていく事例は全国至るところにある。


 選挙で投票する際に、有権者はよく考え、候補者の政策を比較したのか。投票した知事や市長が公約をちゃんと履行しているか。有権者には、政治家を選ぶだけでなく、その働きぶりをしっかりとチェックする責任がある。


 市議(県議)と市長(知事)の職務の違いは、市議は自分の意見を言うだけで良かったが、市長は自治体の経営トップとして、問題を先送りすることなく、合理的な判断・決断をし、事業を推進して結果を出すことが求められる。

 取り組みが遅れている明石市の主な行政課題は次の通り。


新庁舎計画

ごみ減量施策

明石川PFAS汚染問題

旧図書館問題

新年度予算編成

大久保北部丘陵地の開発問題

明石港再整備計画

新幹線車両基地計画

市立病院や卸売市場の老朽化

消防分署移転問題


#市民自治あかし

#明石市長選

#兵庫県知事選

#首長の責任

#議員の責任

#有権者の責任

#間違いだらけの政治家選び