吉村大阪市長の決断に思うこと | 中川暢三 オフィシャルブログ

中川暢三 オフィシャルブログ

元 加西市長
元 大阪市北区長

中川暢三オフィシャルホームページ
https://www.chozo.info/

NHKニュース

サンフランシスコ市との
姉妹都市を解消するとの
吉村大阪市長の決断は支持する。

しかし、
そこに至るプロセスでは
政府・外務省も大阪市も
それぞれにもっとやり様があったはず。

早い時期から日本の立場や
歴史的真実をサンフランシスコ市民や
米国民にしっかりと発信した上で
姉妹都市を解消するのと、
リー市長の決定に反発した形で
短絡的に解消するのとでは、
米国民や国際社会が受ける印象が違う。

安倍首相・外務大臣・大阪市長・経済界など、
それぞれに早い時期に
現地のメディアに登場して、
少女(慰安婦)像の設置の不当性や
史実に反していることを
現地世論に訴えたり、
カリフォルニア州などの
日本人会などと連携して
動くことができたはずだ。

大阪市はシリコンバレーの
各市長に対してもアピールするべきだった。

10日間の拒否権発動が
サンフランシスコ市長には可能だったが、
リー市長の背景を考えれば、
結果は火を見るより明らかだった。

韓国は口では「不可逆的解決」を言いながら、
いつも後から色々な理由を付けて蒸し返し、自国の経済的利益のためなら
平気で歴史を捏造することを恥じない、
悲しい反日の国家であることを前提に
対処していかなければ、
お人好し日本はいつもカモにされてしまう。

正しい近現代史と
日本のスタンスを世界に発信し、
国際世論を形成していくための
組織と予算が必要だ。

尖閣・竹島・北方領土・拉致問題などを
挙げるまでもなく、
戦後の外務省は事なかれ主義の
腰抜け組織だ。