サックスの練習がアンサンブルレッスンの曲中心になってきたので、カラオケよりスタジオのほうがいろいろとメリットがあります。

 

スタジオのメリットは

①外部の音は一切遮断される。(当然自分の音も外に漏れない)

やはり、外部の音が遮断されると集中力が違ってきます。

それと、1小節とか2小節のフレーズの練習を繰り返し気兼ねなくできるのもうれしいところ。

先日、カラオケに行ったらサックス大賑わいで私以外に3人もいました。やはりカラオケで普通に歌っているのが聞こえてきてもあまり気になりませんが、楽器の練習で同じところを何度も練習しているのが聞こえてくるとけっこう耳障りです。「ああ、俺も歌を歌いに来ている人たちからは迷惑がられてるのかな~」とか思ったりします。

 

②鏡がある。(無い部屋もありますが)

 今、私の課題になっている指の形だとかを見るには大きな鏡は役に立ちます。

 

③ミキサーにスマホ接続の用意がされている。

 私が使っているスタジオでは、ちゃんとミキサーの使い方のマニュアルが各部屋に用意されていて、スマホ用の充電器も接続ケーブルも一通り揃っています。

 

なので、スタジオの場合には、サックススタンドと譜面と楽器だけ持っていけばOK!

スマホのメトロノームの音もYoutubeの音もスピーカーで大音量で出せます。

 

ただ、唯一の欠点は料金が高いこと。

まねきねこの「朝うた」だと3時間吹いても500円でお釣りが来ます。

 

ということで近所迷惑は承知の上でやっぱりカラオケ店で練習したい。

そこで、スマホのYoutubeをカラオケ店のスピーカーから流す方法です。

 

①YouTubeの音源をMP3に変換

 これはスタジオもカラオケ店も同じで、だいたいフリーWIFIがあるのですが、回線が遅くて、演奏が途中で止まってクルクル回ることもしばしば。

そこでお手本のYouTubeの音源はあらかじめMP3にしてスマホに保存しておくことにしました。

変換はネットにあるツールで簡単に出来ます。

 

②カラオケミキサーとの接続

ネットで「カラオケ スマホ 接続」と検索すると、背景映像を流す方法がたくさん出てきますが、私の用途とは違います。私は音声だけ流れればOK。

 

さらに検索すると・・・ありました!

「DAMなら簡単。必要なのはオーディオ変換ケーブルだけ。」とのこと。

 

「オーディオ変換ケーブル」と言うだけではわからなくて、実はいろいろあるんです。ここで必要なのはコレ。

片方が「ミニプラグ」、もう片方が「標準プラグ」になっているケーブルです。

「ミニプラグ」というのはスマホのイヤホンジャックに挿さるヤツで、「標準プラグ」というのはもうちょっと本格的なオーディオ装置の外部入力、マイク入力に使うヤツでけっこう大きいです。

 

「DAMなら簡単」というのは、DAMのカラオケ装置には前面パネルにマイク用の標準ジャックが2個あるのです。

 

(2021年11月8日追記 →JOYSOUNDでも同じ方法が使えることがわかりました!

 

つまり、ミニプラグをスマホに挿し、標準プラグをカラオケ機器のマイク入力に挿せばOK!

 

ただし、ここで厳重注意!

 

1.私はカラオケ屋さんの許可を得ずにやっています。万が一装置を壊したら高額の損害賠償が待っています。さらに出入り禁止になるかも。

(以前、あるお店でスタッフにつなぎ方を聞いたことがあるのですが、「わからない」とつれないご返事でした。それ以来、他の店では聞くのはやめました。)

 

2.プラグを挿すときはマイクのボリュームをゼロにしてからやること。

  これはスタジオでアンプやミキサーを使うときの鉄則でもあります。プラグを挿す瞬間の雑音というのは「ガリガリ」とものすごく大きな音になり、アンプに過大な電流が流れて装置を壊す危険があるのです。

 

3.これは2.とも関係するのですが、オーディオには「ライン入出力」と「マイク入出力」があり、音のレベルが全然違うのです。スマホから出ている方は「ライン出力」で、そのままライン出力を「マイク入力」につなげてしまうと音が大きすぎるのです。

  カラオケのマイクのボリュームはたいてい10以上(20以上?)になっていますが、このまま接続すると大爆音間違いなしです。

 

 なので、しつこいようですが、必ずゼロにしてから少しずつボリュームを上げるべし

 だいたいボリューム2か3くらいで十分です。

 

4.カラオケに備え付けのマイクはワイヤレスです。ということは、この前面パネルに2個付いているマイクジャックは長年使われていない可能性が高いです。ずっと使われていないと、内部が錆びていて接触不良になっている場合があります。

 

私が昨日試したときも、マイク1は音が出ず、マイク2は音が出ました。

 

ここに最大の危険が隠れています。

 

接触不良だけど時々つながる、というやつです。「あれ、音が出なくなった」とか「音が小さくなった」と思ってボリュームを上げると突然大音量で鳴り出す場合があるのです。

(実際、私も経験してヒヤリとしました)

 

この場合は、プラグをグリグリ回してみると(これも必ずボリュームをゼロにして!)回復する場合もありますが、かなりリスクがあります。(自分のオーディ機器だったら、CRC-556を使うとかやりようがあるでしょうが。)

 

結論としては、ボリューム2~3で音が出なかったら素直に諦めたほうがよいです。

 

安全第一で快適なサックスライフを!

 

本日の名盤

オリヴァー・ネルソン「ブルースの真実(Blues And The Abstract Truth)」(1961)

1.Stolen Moments
2.Hoe-Down
3.Cascades
4.Yearnin'
5.Butch And Butch
6.Teenie's Blues

 

1曲目の「Stolen Moments」は、これもレッスンで取り組んでいる曲です。先生が「オリヴァー・ネルソンはサックス奏者なので、サックスのアレンジが凝っている。気持ち悪いハーモニーが気持ち良い。」と言っていたのがうなずける個性的なアレンジです。

 

私はアルトのセカンドパートなので、気をつけないと上の音につられて間違えちゃう・・・