【旅行】たみトラベル Vol.3 ヨーロッパ調の建造物が立ち並ぶペルーの首都「リマ」を散策!④
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引き続きヨーロッパ調の美しい建造物が立ち並ぶペルーの首都リマのバーチャル旅行を楽しみたいと思います(前回の記事はこちら)。
「マヨール広場(Plaza de Armas de Lima)」と、「リマ大聖堂(Catedral de Lima)」の散策を楽しんだ後は、「サン・フランシスコ教会・修道院(Basílica y Convento de San Francisco de Lima)」へ行ってみましょう。
出典:miguel 1331
サン・フランシスコ教会・修道院は、1535年に建設された南米最古の教会・修道院です。
すらりと伸びた2棟の鐘楼とバロック様式のファサード(正面装飾)が有名なこの教会が、ユネスコの世界文化遺産に登録されたのは1988年(リマ歴史地区全体の世界遺産登録は1991年)。南米において「もっとも威厳のある教会建築」ともいわれており、その美しいメインファサードは南米で初めてマニエリスムの要素を反映し、のちに大陸の他地域でそのスタイルの基準ともなりました。教会内部は外部のルネサンス様式とは違い、ムデハル様式とバロック様式の要素が強く、エキゾチックなゴールドとブルーで装飾されています。主祭壇、側面礼拝堂、説教壇など、その傑出した美しさで訪れる人々を感嘆させています。
サン・フランシスコ教会・修道院の後は、「サント・ドミンゴ教会・修道院(Iglesia y Convento de Santo Domingo)」にも行ってみましょう。
出典:Filmaker José M.
マヨール広場から1ブロック離れた場所に位置するサント・ドミンゴ教会と修道院は、インカ帝国を侵略・征服したスペイン人により1549年に建立されました。過去の地震にも耐え、外側は、ほぼ建築当時のまま500年近くも保たれています。特に目を引くのは、スペインのセビリアに特注し、ペルーまで取り寄せた青タイルが装飾された回廊です。また、この教会の地下の墓地には、植民地時代に活躍した聖者サンタ・ロサとフライ・マルティンが祀られており、多くの人々が参拝に訪れています。
ペルーでは、復活祭やクリスマスといった宗教に関連する祝祭日や独立記念日には、官公庁や銀行は休みになるほか、観光客向けのお店やレストランでも営業時間が不規則になるので注意が必要です。
「ボリバル広場(Plaza Bolívar)」にも立ち寄ってみます。
ボリバル広場は、ペルー議会の議場である立法宮殿に囲まれていることから、議会の広場、または異端審問の広場としても知られています。ペルーの首都リマの歴史地区のBarrios Altos地区に位置しています。集会やパレードは、広場の名前の由来である南米5カ国の解放者であるシモン・ボリバルのために、祝日の間に広場で開催されています。
ボリバル広場を訪れた後はショッピングを楽しみます。舌を噛みそうな「ムニシパル・グラン・マリスカル・ラモン・カスティージャ市場(Mercado Municipal Gran Mariscal Ramon Castilla)」へ。
出典:Andar sin Mas
ペルーには露店が多く、そこでの買い物は値段交渉ができます。ただB級品も販売されていることが多くあるので、高額な商品を購入する場合は、信頼できるお店での購入をおすすめします。
ムニシパル・グラン・マリスカル・ラモン・カスティージャ市場で食事をしたら、「チャイナタウン(Barrio Chino)」へ。リマのチャイナタウンは、リマの歴史地区を象徴するエリアで、バリオス・アルトスに位置しています。
この辺りは、19世紀半ばに沿岸部の農場の人手不足をカバーするために、広東省や四川省などからペルーに中国人が大量に流入したことに由来しています。今日では商業、美食、金融のエリアとなっています。日本でいう横浜中華街や長崎新地中華街って感じですね!
お次は、ウカヤリ通りに位置する「トーレ・タグレ宮殿(Palacio de Torre Tagle)」へ。
出典:leslie cervera
トーレ・タグレ宮殿は、ペルー独立運動の英雄であるサン・マルティン将軍がトーレ・タグレ公爵のために建てた宮殿です。ムデハル様式の美しい出窓が特徴の宮殿は、 スペイン王フェリペ5世によって爵位を与えられ、トーレ・タグレ侯爵家の祖となったJOSE BERNARDO DE TAGLE Y BRACHOにより1735年に建てられました。スペインやパナマから輸送された建材を用いて建設され、美しい木製のバルコニーが有名です。現在は外務省の本館として使われており、内部への出入りは基本的に禁止で、土日祝日のみパティオ見学が可能です。
宮殿のお隣には「聖ペテロ教会(Iglesia de San Pedro)」がございます。
出典:Claudia Arbildo
聖ペテロ教会は、1991年にユネスコの世界遺産に登録された教会です。1638年にイエズス会によって建てられたこの華やかな教会には、金箔で装飾されたバロック様式の祭壇、植民地時代の絵画、ペルー最古の鐘であるラアブエリタがあります。
リマで最初のミサが行われた記念すべき教会「ラ・メルセー教会(Iglesia de la Merced)」にも立ち寄りましょう。
出典:spanux
ラ・メルセー教会・修道院は、1660年の地震によって崩壊し、1747年までに修復完成した、白壁が印象的な教会・修道院です。搭には巨大な鐘が括り付けられ、清々しい鐘の音を辺りに響き渡らせます。入り口には、太陽と月の彫刻とひげを生やした頭の彫刻が施されています。メインの祭壇には、聖母の素晴らしい石像彫刻があり、地震だけでなく多くの火山噴火からキトを救ったといわれています。
美しいリマの旧市街。
出典:Rony Quiñones Saavedra
インカ帝国を滅ぼしたフランシス・ピサロにより1535年に築かれたリマ。ペルーの中央部、リマック川の南岸に位置し、都市計画のモデルとなったのはピサロの母国スペインのマドリードです。ペルーはスペインのコロニアル建築と、インカ時代の石組みが融合した美しい街並みが広がります。隙間なく敷き詰められた石組みは、「カミソリの刃も通さない」と称されるほど強固なんです。日本と同じようにペルーは地震大国であるため、耐震のために建築されたと言われていますよ。
本日は「グラン ホテル ボリバル(Gran Hotel Bolívar)」に宿泊致します。
出典:ENRUTA2
グラン ホテル ボリバルは、ペルーのリマのサンマルティン広場にある歴史あるホテルです。ペルーの著名な建築家ラファエル・マルキナによって設計されたこのホテルは、1924年に建てられ、リマに建てられた最初の大規模で近代的なホテルでした。
お料理コーナーといきましょう。本日は串焼き料理の「アンティクーチョ(Anticucho)」を。
牛の心臓を串焼きにした料理でございます。日本の焼鳥のハツの牛番と言えばよろしいでしょうか。インカ帝国の血を受け継ぐ国々で広く人気のある料理で、ペルー、ボリビア、チリなどでは屋台や出店(anticucherias)などで売られています。
ペルーでも焼鳥が食べられるんです!そうそう。日本の食卓にも馴染み深い食材、「ジャガイモ」「トマト」「トウモロコシ」はペルーが原産地なんですよ。これらは、全て、16世紀に征服者達がスペインに持ち帰り、世界に広まったたそうですよ!
本日はここでお終いです。お次は「【旅行】たみトラベル Vol.3 ヨーロッパ調の建造物が立ち並ぶペルーの首都「リマ」を散策!⑤」をお届けしますのでお楽しみに!
written by たみと