【散歩】たみ散歩「長野・伊那市駅」Vo.35 伊那市の中心駅として機能する街並みを散策!⑦
引き続き、伊那市の中心駅として機能し、商店街も活気がある魅力盛りだくさんの街「伊那市駅」をご紹介いたします(前回の記事はこちら)。
「春日城本丸址」の方向に歩いていきます。
何やら見晴らしがよいスポットに出てきました。
ここからは伊那の街が一望できます。
「伊那の勘太郎碑」。
伊那の勘太郎は伊那市では誰でも知っている名前で、「戦時中に大ヒットした映画の中のヒーロー」なんだそうです。第2次世界大戦中の昭和18年に東宝で封切られた映画「伊那節仁義」(副題として“伊那の勘太郎”)は、軍事一色の当時の日本映画の中で大ヒットを記録したそうです。
軍部の締め付けが厳しい社会事情の中、この映画は史実として幕末に伊那谷を通行した水戸藩の勤王党「天狗党」を、勘太郎が手助けをするという筋立てで辛うじて検閲を通過したといわれています。
しかしその内容は、ふるさと伊那に帰った勘太郎が義理と人情の狭間で揺れる日本人好みの勧善懲悪時代劇でした。
本丸へと抜ける「本丸橋」。渡ってみましょう。
こちらが「春日城本丸址」。
春日城は信濃国の滋野氏の三家根津氏の支族である春日氏が築城したといわれ、戦国時代には伊那の豪族伊那部大和守重慶の居城でした。
重慶の子重親・重国兄弟は、武田信玄の信濃侵攻に背き、代わって春日昌吉が城主になりました。天正10年(1582年)、織田信忠軍の甲州征伐に伴い本城の高遠城ともわずかな守備兵で徹底抗戦を貫く。しかし高遠城落城後に春日城は火を放たれ落城、そのまま再建されることなく廃城となったんです。
現在は、この春日城址公園(春日公園)として整備され、桜の名所となっています。
伊那市から望む南アルプス。南アルプスは長野・山梨・静岡の3県にまたがる南北120km、東西40kmの広大な山脈で、ここに3,000m級の山が10峰、2,500m以上の山は実に36峰を数え、日本の屋根と言われています。また、四季は変化に富み、美しい原生林や深く切れ込んだ無数の渓谷と滝、高山植物の群落など、自然が豊かな山として人気があります。
ここから望む仙丈ヶ岳は、山容の美しさや雄大さでひときわ目を引きます。また、アルプスの清流を源とする三峰川は、渓谷を流れ落ち美和ダム、高遠ダムによって人々に大きな恵みを与え、市内で天竜川と合流し、やがて静岡県恩遠州灘で太平洋にそそいでいます。
皆様南アルプスの山々は上ったことがありますでしょうか?
「雲雀野(ひばりの)や はるかに仰ぐ 駒ケ岳」
「二の丸橋」を渡ってみましょう。
鎮魂碑がございます。
二の丸橋があれば「三の丸橋」もございます。
春日公園に出てきました。
生憎雨模様なので子供の遊ぶ姿は見られません。あの滑り台滑ったら気持ちいだろうなぁ。
この春日公園は高遠城址公園につぐ伊那の桜の名所。きっと春は桜が満開になるでしょうね。
春日城址公園(春日公園)のお隣には、「長野県伊那文化会館」がございます。
プラネタリウムなどもあり、伊那地方の文化の拠点としてこの地の文化活動を応援支持し、子供たちに最高の芸術文化を体験させるをコンセプトに運営されているようです。
今回は反対側から公園へ入りましたが、車だと通常は伊那市駅から県道202を通り、公園へ入ります。
喫茶店「フローラ」さん。
信州そばを食べる食べに頑張ります。「荒井神社」。
この日は例大祭が開催されていました。
昔の伊那街道を通り、駅方面に向かいます。
この辺り、昔の景観がまだ残っていますね。
「伊那市創造館」
歴史的建造物を文化財として保存し、市民の生涯学習の場として活用するとともに、教育、学術及び文化の発展に寄与することを目的とした社会教育施設です。
「しみずや」さん。
別の日に伊那の拠点の家守さんと定食を食べに行きました。
「伊那バスターミナル」
新宿から伊那まで高速バスが出ているので、バスを利用しても便利です。
伊那市駅前まで戻って参りました。
今回の散歩マップ。
13.0kmを3時間29分57秒かけて歩きました。
旅スルおつかれ様 ハーフタイムツアーズに伊那市が紹介されれいました。
出典:旅スルおつかれ様 ハーフタイムツアーズ
如何でしょうか。今回は長野県伊那市にある、JR東海飯田線の駅「伊那市駅」を中心にぶらり散歩してみました。飯田線の県内駅で、1日あたりの乗車人員が最も多い駅で、アニメの聖地の元祖として、今も多くの愛好者が訪れる場所となっています。
皆様も是非、一度伊那の街を訪れ、南アルプスの澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込んで、自然に囲まれた写真旅を満喫してみては如何でしょうか。
written by たみと@プロマリ