『【散歩】たみ散歩「福岡・飯塚市幸袋」Vol.32 旧伊藤伝右衛門邸をぶらり散策する！①』

福岡県飯塚市幸袋。福岡県民でなければ、一体どこの地域のことを言っているかさっぱり分からないかと思います。

飯塚市（いいづかし）は、福岡県の中部に位置する市で、筑豊三都の一つに数えられ、古くから炭坑産業で栄えてきた町でございます。なんといっても飯塚市は、麻生太郎元総理の地元でもあります。飯塚市は麻生セメントや病院、スーパーなど麻生グループ一色の街。

そして飯塚市は私の地元の筑豊の一都田川市のお隣の街であり、小生が卒業した九州工業大学飯塚キャンパスがある学業の街でもあります。学生時代は一時期飯塚市にも住んでおりましたので、私の郷里でもあります。

お盆に実家に帰省しておりましたので、たみ散歩福岡版もお届したいと思いまして、今回のたみ散歩はそんな飯塚市にある「幸袋」という地域を散策致します。

最寄りの駅でいうと筑豊本線（福北ゆたか線）の浦田駅になりますが、そこからは少々幸袋という地域は離れておりますので、西鉄バスの「幸袋・旧伊藤伝右衛門邸前」がある「幸袋」という地域に絞りぶらり散歩致します。

今回の散歩マップ。

6.9kmを3時間2分かけてぶらり散歩致しました。

気温が40度近くありましたので、距離にしては想像以上に今回は体力を削られました。今回も「幸袋」という地域をターゲットにしますので、お隣の川津や川島方面には足を運びません。

それでは行って参りたいと思います。「幸袋」の交差点。

まず向かったのは、「旧伊藤伝右衛門邸」。

旧伊藤伝右衛門邸は、筑豊の炭鉱王と呼ばれた伊藤伝右衛門と歌人柳原白蓮が過ごした邸宅です。アールヌーヴォー調のマントルピース、イギリス製のひし形のステンドグラスのある応接間、一畳たたみを敷き詰めた長い廊下等様々な芸術的技法を取り入れ、伊藤伝右衛門が妻白蓮の為にと改築を続けた歴史的建造物を散策します。

そう感のいい読者様はお分かりかと思いますが、この「旧伊藤伝右衛門邸」に訪れたいがために幸袋のぶらり散歩を決行したわけでございます。この後、その庭園美を徹底的に皆様にもご紹介致しますよ！

旧伊藤伝右衛門邸のお隣には「自由男夢本舗」なるお店がアイスクリームを販売していました。

なかなか自由奔放さがお店の外観からも伝わってきます！

旧伊藤伝右衛門邸のすぐ側にある洋食屋さんでございます。この日は旧伊藤伝右衛門邸を散策し終わった後、ここで腹ごしらえをする予定でございます。

幸袋に沿って流れている「遠賀川」の河川敷に来ました。

ここは川島橋。

この橋を渡ると、200号バイパスが通る川島方面へ行きますが、今回はそちらまでは足を運びません。「寺島古墳」を見たい気はしますが。

この日は晴天。この後、台風10号がきて暴風雨に襲われることになりますが、お天気は快晴でございました。

川島橋を真横からパシャリ。

橋もなかなか見応えがありますね。遠賀川は、福岡県嘉麻市の馬見山を源とし、彦山川、犬鳴川などの支流を合わせながら福岡県北部の筑豊地方を北に流れて響灘に注ぐ、長さ61キロメートル、流域面積1,026平方キロメートルの一級河川です。

筑豊炭田が炭鉱景気に沸いた時代、石炭を洗ったために遠賀川は微粉炭（びふんたん）で真っ黒になり、〈ぜんざい川〉という異名で呼ばれるほどだったそうですよ。

そして九州で唯一、鮭が遡上する川でもあります。

明治時代から昭和30年代にかけ、石炭が主力エネルギーであった時代には、筑豊地方のいたるところに炭鉱が見られ、一時期遠賀川がその運搬路として活躍しました。石炭輸送には当初「川ひらた」と呼ばれる舟が遠賀川と堀川を下っていたが、徐々に鉄道輸送にとって代わられたと言います。

ここから旧国道200号を通り、「許斐神社」方面に行ってみたいと思います。

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written by たみと@プロマリ