聴雨居

聴雨居


聴雨居のブログは、基本的に下記のアドレスに移行します。

今後も花を中心として、古道具や音楽、その他アート関連について

つらつらと書いていきますので、ブックマークの変更等よろしくお願いします。


【聴雨居】 http://chouukyo.exblog.jp/


でも、時々、こっちもアップするかも・・・。


先月が第1火曜日にあったせいか、久し振りなように感じたエアーシルキー。
ご来場くださった方々ありがとうございました。
エアシル本を購入いただいた方ありがとうございます。

旧知の音楽関係の友人が、福岡から遊びに来てくれたり
アメリカ帰りの高校時代の同級生が遊びに来てくれたり
もちろん、いつものメンツは全員集合だったりで
スタートして2年半にもなるこのレギュラーイベントを
毎月休まずにやっていて良かったなと、
しみじみと(ホントにしみじみと)感じた夜でした。
ありがとう。

昨日は、少しだけ、いつとは違う仕掛けで遊んでみました。
まず、プロジェクターを使用して壁面に大きく映し出す映像(写真)を
木寺さんのものでなく、柳家 小犬吾氏のものに。
音楽は、僕がラジオ用に制作したミックス、それも2002年夏のものが
F.uのスタジオから出てきたので、それを使ってみました。
はじめてこのイベントに来た方が、写真の1枚1枚に反応していたように
小犬吾氏の写真は、大きく見ると一層、その魅力が際立つのだと実感できました。
僕のミックスは、今のスタイルとはまったく違うものでした。
子供の歌声がぐっと迫ってくる音楽や、教会音楽のような荘厳な音など
今ではまず使わない音楽たちで構成していました。
2002年の夏と言えば、今では小学生になっている長男がやっとしゃべり始めたばかりで
次男は、妻のお腹の中にいた頃だったはず。
多分、そういった背景があって、このミックスを無意識下で作ったんだろうと思います。

来月は、12月9日に開催予定です。
お時間ある方は是非!




昨日の日曜日は、買い付けの旅に出掛けました。
花を身近に感じられるような道具たちを車(ワゴン)一杯に買い付けてきました。
帰って来たのが深夜12時くらいだったので、とりあえずはバタバタ聴雨居に運び入れ
梱包を解いて、部屋の中に広げます。
これが至福の時間だったりするわけです。
これから、手を入れるべきところが手を入れ
また、きれいな状態にして聴雨居に並べていくのですが
その光景を想像しながら、ワクワクしているのです。
また、大中和典さんにもお会いして花器を数点、仕入れてきました。
今回も鉄器ようなストイックな器です。
順次、ここのブログでも紹介していきますので、興味ある方はお楽しみに!

さて、遅くなりましたが、10月に開催した花会での写真をアップします。
今日の写真は、妻による花です。

http://www.syuhei.jp/

妻が借りてきたドキュメンタリーDVDを見た。
俺は、まだまだ駄目だ。
駄目だと思っていたけど、想像以上に駄目だ。
もっとヒリヒリと戦おうと思う。

アンビエントミュージックを好んで聴くようになって長い。
僕にとっての究極のアンビエントミュージックを探求すると
逆説的ではあるけど、それは俗に言われる“音楽”とはどんどん離れていくような気がします。
それは、普段の生活の中にある“音”そのものになってしまうからです。

例えば、ホテルに宿泊したときの朝食時に感じる音風景は、とてもアンビエント的で好きです。

幾分けだるい中で、周囲の人に気を配り、小さな声で喋る声。
フォークとナイフが、皿に触れる微かに甲高い音。
入室、退室をする人々がドアを開けるたびに聞こえる風の音。

それは、巷に溢れる音楽よりも、よほど音楽的だと感じるのです。

知り合いの写真家さんが、イタリアに滞在中、急な雨に降られて教会で雨宿りをしたそうです。
そこで見る光景がとてもきれいだったので、手持ちの携帯電話で録画したそうです。
携帯電話に付帯した機能ですから、ハイビジョンカメラで撮影された映像のようにはいかなったようですが
地面に叩きつけられる雨の映像は、まるで抽象画のように美しく
その音は、まさしくアンビエントミュージックでした。

アートに触れ、感じるということは
ときにこういった日常をいかに切り取る感覚を大切にしているかどうかだと思います。
何も見えず、何も聞こえなくなったとき、僕はゆっくり休むようにしています。

今は、休まずに動き続けたい身体が訴えてくる・・・そんな時期です。
やるぜ。