少し前にも告知しましたが、10月26日に無事リリースすることが出来ました。
この本は、僕と写真家の木寺一路 さんのコラボ本の第2集です。
200部作ったのですが、おかげさまで残り50部ほどになりました。
詳細は以下をご覧ください。よか本ですよ~w。
【AIR SILKY】http://http://www.airsilky.com/


AIR SILKYというのはVJ濁り目さんを含めた最近の僕らにとってバンド名のようになってきました。
小倉のヘアーサロン“chair”が月刊でリリースしている本でも、写真・小説・編集を担当しており
この本は、クエストという北九州最大手の本屋さんにも置いてもらっているので
じわじわと浸透してきているようです。


もともと、AIR SILKYというタイトルは、僕が2002年の夏から秋にかけて制作した同名のラジオ番組からのものです。
ちょうどブロードバンド(ADSL)が普及してきた頃だったので、
インターネットを使ったラジオ番組をやりたく思い、僕のミックスをほぼトークレスオンエアしながら
同時刻にインターネット上に木寺さんの写真を次々とアップしていく企画でした。
番組が終了したときに、僕ら3人は角打ち以上居酒屋未満な店でささやかな打ち上げをしました。
何がどうなってこうなったのか、今では覚えていませんが
「著作権の問題が常に付きまとう音楽でなく、文章と写真で何かやろう!」
と酔った勢いで始めたものが、現在のこの形で続いているわけです。

僕らは、音楽のインディーズレーベルが音源をリリースするように、本をリリースしたいと思っています。
実は、AIR SILKY03も企画が、すでに始動しています。
03は、オムニバス形式(複数の写真家と複数の執筆者参加)のものになる予定です。
僕自身、とても楽しみです。


そういえば、以前、JEFF MILLSという世界的に有名なDJにインタビューをしたときに
彼が言った言葉が、今でも心に残っています。
「現在はそれなりの地位も手に入れて、世界中を旅しながらDJ活動をやっているけど
ついこの間までは、作った曲をプレスしたレコードをオンボロの車に詰め込んで
行ける範囲のレコード屋を廻って置いてもらっていた。そのレコードが売れたお金が
次のレコードを作る資金になるわけさ。だから、作るのも売るのもとても真剣だった。
だって、売れなかったら次がないのだから。その姿勢は今でも変わってない。だから
今でもこうやって、この世界で生き残っていけているんだと思う。」
シビレル~。


というわけで、残り約50冊。
どんどん買ってください!ということだったりしますw。
送料込みの1000円です。

あはは。

東京公演も終わったことだし、やっと書けます。
(福岡公演が先にあったので、ネタバレを遠慮して今日まで書きませんでした)
多分、長文になるので興味ない方は、すっ飛ばしてください。

テクノやハウスといったクラブミュージック番組を15年もディレクションしていた僕が
近年、最も衝撃を受けた音楽が“THE ROOSTERS”のロックンロールでした。
中学生時代からバンドをしていたので、そのバンド名を聞く機会も多かったのですが
やや僕の夢中になっていた音とは違ったため、何故か素通りしてしまったバンドです。
2年ほど前に偶然に手に取ったFUJIROCKでの解散ライブ(再結成ライブ)のDVDで
雷に打たれたような衝撃を受け、それ以来、大人げもなく夢中になっているのです。
THE ROOSTERSの音楽を語るとき、大江慎也さんという孤高のボーカリスト抜きでは語れません。
ROCKとは何ぞや?というテーマは、古今東西語られ続けていますが、『大江慎也こそがROCKなのだ』というのが、答えの一つであると思います。
それくらい本物のアーティストなのです。
大江さんは、20年以上心の病気と闘っています。
ROCKがそうさせたのか、それがROCKさせているのか分かりませんが
心の病気のせいで、なかなか表舞台で歌っている姿を見ることが出来ません。
近年、調子の良いときに、アルバムをリリースしたり、THE ROOSTERSでない別バンドでライブをしたりすることはありましたが、そこでの大江さんはリラックス出来てないように感じてしまいます。
やはり、オリジナル・ルースターズのメンバーの中で歌って欲しい、そしてそれを体感したいというのが、僕の夢でした。
また、それは多分、叶わないだろうとも思っていました。
ところが奇跡が起きたのです。
THE ROOSTERSでドラムを叩き、現在でも数々のロックバンドに参加しリスペクトを受ける
池畑潤二さんの50歳の誕生パーティーライブに、大江さんの出演がアナウンスされたのです。
そのライブ出演するアーティストは・・・

池畑潤二 / 花田裕之 / 井上富雄 / 渡辺圭一 / 石橋凌 / SION with Bun Matsuda
浅井健一 / クハラカズユキ / ROCK'N'ROLL GYPSIES / 大江慎也 / 山口洋

つまり、オリジナル・ルースターズの花田裕之さんと井上富雄さんも参加するとのこと。
もう、興奮ですよ、興奮。すぐに、Fu.の木寺さんと川端さんに連絡し、何が何でも仕事を入れずに行こうということになりました。

まあ、とにかく贅沢なライブでした。
池畑さん、花田さん、井上さんの演奏による“テキーラ”のイントロがロゴスの中に響いた瞬間から
涙が止まりませんでした。
理由なんて分かりません。
そこには、ファッションでないROCKがあったからだろうと思います。
ライブは、池畑さんのみが不動でドラムを叩き続ける中、色々なミュージシャンが交代で出演するスタイルで進んでいきました。
SIONや浅井健一さんも大好きなので、瞬く間に時間が過ぎていきます。
そして、ステージ中央に見覚えのある黒いストラトが置かれました。
「大江さんが出てくる!」
僕の中のボルテージは最高潮に達しました。
はじめて生で見る大江さんは、久々のステージに緊張しているように見えましたが、どうも上機嫌のようです。
そして、始まりました。一発目は、Rosieでした!
ルースターズのファーストシングルです。
ライブ自体の始まりが、テキーラ(ファーストアルバムの1曲目に収録)で
大江さんの登場一発目が、Rosie(ファーストシングル)であることが
池畑さんの男気と、大江さんに対する愛情を感じて、また涙したわけです。
大江さんのプレイは、やや不安定であったけど、そんなことはどうでもいいのです。
不思議だけど、大江さんというのはそういうアーティストなのです。

1.Rosie
2.Case of Insanity
3.ニュールンベルグでささやいて
4.Silent Midnight(YouTubeのあの曲)
5.GET EVERYTHING
6.King Bee
7.LOVE ME  TENDER

大江さんはここで退場。
ベーシストが井上さんじゃないのが、少し気になったけど、はじめて見るTHE ROOSTERSは
紛れもない本物でした。
続いて、ジプシーズの演奏も終わり、客電が点くのかなと思っていると
なんと再度、大江さん登場!
ベースは井上さん!
オリジナル・ルースターズ!!!

このセクションの途中で、大江さんに変化がおきました。
ROCKの神様が舞い降りたのです。
不安定だった演奏と歌が、何かのスイッチが入ったように疾走を始めたのです。
これは僕だけが感じたのでなく、一緒に行った他の人も同じことを言っていました。
もう言葉では言い表せない凄みのみが、そこで展開されました。

1新型セドリック←『KingBee』や『Live1982』のアレンジ
2ヒッピーヒッピーシェイク
3カモンエブリバディ
4リトルレッドルースター
5ガールフレンド
6ウォーキングザドッグ

会場を出た僕らは、そのまま博多駅近くの焼き鳥屋になだれ込み
終電直前まで飲み続けました。
この衝撃は、僕らの制作スタイルに早速、変化をもたらしています。

“ファッションじゃ駄目なんだ。生き様を見せなきゃ駄目なんだ”

年末までに、何か形にしたいと思っています。

(10/18 sat 福岡 DRUM LOGOSでのライブを経て)

昨日、Fu. の新スタジオのオープニングパーティーに行ってきました。

場所は、門司駅の海側に位置する赤煉瓦プレイスの一角。

毎日でも通いたいくらいの最高のロケーションにあります。

北九州の各セクションにてトップを走る人々が沢山集っていることもあり とても豪華な夜でした。

このスタジオは、写真を撮る場所という機能を持つ1Fとは別に

とても雰囲気の良い地下ギャラリーがあるのです。

そこが、もう最高なのです。

必ず、ここから何かが生まれるだろう。

予感ではなく、確信のようなものを感じました。








昨日、10月の花会を開催しました。
お越しいただいた方々、ありがとうございました。
現在、写真を整理中ですので、先月の花会の写真をアップします。
花会にお越しになっていただく方々をお迎えするために
妻が聴雨居に活けた花たちです








花会がある直前の週末。
家族みんなで 聴雨居の草取り & 掃除。
主人は庭の草刈り。
子供たちは刈った草を集める.
最初 言うことを聞かずに半袖、半ズボンで外にでて・・・蚊の総攻撃を受け 
耐えられずに 長袖長ズボンに自主的に着替える。
大粒の汗を流しながら 手伝ってくれる。
聴雨居の家中のぞうきんがけも子供たちにお願いする。(S)

今から山へ行ってきます。
明日は、10月花会なのです。(K)