その日 その日を一生懸命生きていた
目の前の事 明日の事だけを見て生きていた
恋することで人生は輝いていた
明日を見ることで心はふるえた
毎日が素敵な一日のくり返し
あの時間を悔やむことなど何もないさ
青春の日々は輝いていた
恋に生き方にすべて輝いていた
哀しさだけの風がアデューとささやき
わずかに青春の匂いをふりまきながら
私の耳元を過ぎ去って行った
どんな事も思いどうりに出来ると信じていた
すべての苦しみが私をよけて行った
すべての喜びが私をつつんでいた
過ぎた日々 あれでよかった 悔いなどないさ・・・
素敵な日々だったのさ・・・
又 会いたいと思うこともある
でも もう帰って来ることのない日々
やがて 秋が来るだろう・・・
あの夕映えが私の青春を終わらせようとしている・・・
ー亜木恭亮=