癒しのサークル | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

 “……これは一九一八年に私が指導して行なった団体療法であるが、病を背負った人々に特に強い同情を抱いている人を幾人か集めて円座を作り、その人たち病人の名前と病状、それにおおよその姿格好を説明し、その患者が円座の中心にいるつもりで病気の回復を祈ってみたのである。みんな格別の霊能をもった人でない。もっているものはただ病人に対する憐れみだけである。その憐れみは或る特殊な宗教と結びついていた人もあろうし、純粋な科学心から協力してくれた人もいたであろう。別にこれといった立場ももたず。ただ良くなってほしいという気持だけで参加した人もいたであろう。ところでそれで結構立派な効果があらわれたのである。中には殆ど瞬間的に良くなった人もいる。大抵の患者は今自分のために大勢の人が祈ってくれているということを知っていた。そういう患者はもうすぐ自分も良くなるんだという気持で、その間だけ特に静かにして吾々の祈りの波長を受け易くしてくれたに相違ないが、中にはその効果を疑い、治るということに殆ど希望を失っていた人もいる。が、そんな人でも全快した人が相当いたことは注目すべきことである。また祈りに参加した人の数も治療効果とは無関係で、たった一人であっても祈りの統一が深ければ立派に効果があった。効果の有無を容易に確かめる点で私はこの実験を大いにすすめたい。”

 

  (「心霊研究」昭和42年2月号 H・リーフ『霊媒現象の原理とその応用(14)』より)

 

*以前、日本エドガーケイシーセンターの光田会長からお聞きしたのですが、米国のAREエドガー・ケイシー財団で行なわれた「祈り」に関する実験では、たとえ祈る側が相手に会ったことがなく、ただ名前しか知らなくとも、その祈りにははっきりと効果が認められたということでした。世の中には同姓同名の人も多数いるはずですが、おそらく、その祈りを依頼したということで、特定の個人と祈りを引受けた人たちの間に霊的なつながりができるのだと思います。また距離は関係なく、当人が目の前にいなくともまったく問題ないそうです。野口晴哉先生も『相手がアメリカにいても愉気は感応する。距離は関係ない』と言っておられますので、空間を超えて両者の間に感応が起こるのだと思います。

 

*パラマハンサ・ヨガナンダ師の設立されたSRF(Self-Realization Fellowship)では、病気に苦しんでいる人や何か困難な状況にいて助けを必要としている方々のために、HP上で「癒しの祈り」のリクエストを受け付けています。ローマ字で名前を入力して(住所不要)登録すると三ヶ月間、SRFの僧侶や尼僧の方々がその方のために祈ってくださいます。もちろん無料です。

(画面を一番下までスクロールして、「クイックリンク」のところの「癒しの祈りの依頼」です)

 

 

・エドガー・ケイシー・リーディング

 

 “神は愛です。この神の臨在の意識が、すべての癒しの基礎となるべきなのです。あなたが信じる神の名によって、ひたすら願いなさい。癒しは起こります。(281-3)”

 “とにかく祈りなさい。その人の世話をする人は、霊的力を使い、信頼しなさい。正しい者の祈りは病者を救うのです。どんな力も、どんな性質の癒しも、内から振動を変えること、生体組織に内在する聖なるものが、創造的エネルギーに同調することにあるのです。それこそが癒しです。薬品やメスが、使われても使われなくても、生体細胞の原子構造がその霊的源に共鳴するのです。助けの手を差し伸べたいのなら、そのような祈りをもって、祈る通りに毎日を生きなさい。(1967-1)”

 “あなたは静かにして、癒されている光景を心に描くとよいのです。これらの処置に自分が助けられているのを心に描きなさい。その光景を見ながら、それぞれの処置の目的を実感しなさい。治癒力が絶えずわき出すような心の態度を保ちなさい。(326-1)”

 “体内に活力が目覚めて治癒を確定するには、病人が想像力を湧きおこらせるような力の場を、周りの人が作り出すのが助けになります。求めれば見出します。叩けば開かれるのです。癒された光景を心に描くのが大きな助けになります。(5567-1)”

  (林陽編訳「エドガー・ケイシー名言集 知恵の宝庫」中央アート出版より)

 

 

 

 

 

 

 

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