獣の数字 666 | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

 

 “バイブルに六百六十六の獣という言葉があるが、それは三六(みろく)様に抵抗するということである。〇〇〇〇のごときがそれである。もしその通りになったならば宗教は滅びる。宗教が滅ぶれば反乱が起こる。六という数字は、神と人とが開くという字なので、すなわち、ヽはカミ、一はヒト、八は開くということである。(昭和二年八月)” (「水鏡」)

 

 

・エドガー・ケイシーのリーディング

質問:「獣の数字は人間を指していて、その数字が666というのは、どういう意味でしょうか。」

 

回答:「組織であれ、集団であれ、人の手の業となるどんな影響力においてであれ、生みだした影響力を考慮、実感せず、人間の業と取られるときに、それは人の数字になり、人の日数として数えられる。そこには、神だけがおられるという意識が欠けている。どんな組織的仕事も、どんな連帯も、どんな集団も、人のものになるべきではない。主はどう言われただろうか。御父は『主の中に、主を通して』お働きになった。この方法で、獣の刻印は手の業、頭脳の業から消され、人の名、人の数とならずに、神のみへの信頼となる。」

 

     (林陽訳・編「黙示録の解読」中央アート出版社)

 

 

・ルドルフ・シュタイナーの説 (ゲマトリア(カバラ))

 ゲマトリアによれば、666の数字はまず、60、6、200、400の合計であり、それぞれの数値に対応するヘブライ語のアルファベット、Samech、Waw、Resch,Tawをあてはめ、現代ヨーロッパのアルファベットに置き換えると、“SORAT”という単語が完成します。シュタイナーによれば、「ソラト」、これこそが「黙示録」の著者が「666」という数字で表そうとした存在だとされます。

 

 「黙示録」が書かれたころ、ソラトとは太陽の悪魔を意味しました。そして「黙示録」の作者はこの印を記述し、いまや私たちはそれを正確に認識することができるわけです。

 

 太陽系のそれぞれの惑星には、知的存在ばかりではなく、悪魔も存在します。教会の指導者たちは、このことを14、15世紀まで知っていました。ある惑星の上で、知的存在に敵対する者の総体が悪魔たちです。それは太陽の場合も同じです。

 

 太陽にも善き霊的存在と悪しき霊的存在の二つが存在します。太陽に属する善なる霊的存在の代表はキリストです。

 

 一方、太陽にはこのような善なる霊としてのキリストとは別に、きわめて凶悪な悪の霊が存在します。それが太陽の悪魔としてのソラトです。

 

 ソラトは私たちの太陽系でもっとも強力な悪魔の一人です。基本的には、それは太陽の悪魔であり、人間の唯物論のなかで作用します。

 

     (松浦賢「ルドルフ・シュタイナーの大予言2」イザラ書房)