レスポンスとは「反応」という意味です。このノン・レスポンスタイプの便秘こそ、最も「疲れた腸」といえるのです。慢性便秘の方の90% 以上が「ノン・レポンスタイプ」の便秘です。
このケースは重症化を招きがちで、治りにくいのが難点です。便意が消失されたままだと、S状結腸に便がたまっても直腸に十分な内圧がかからず、直腸の手前で便の流れがストップしてしまいます。また、下腹部が張って、おなかが苦しくなります。
さらに「ノン・レスポンスタイプ」は、排便を促す食物繊維や水分をたくさん摂取しても、なかなか自力で排便ができません。
まさに、何をしても「反応なし= ノン・レスポンス」なのです。ノン・レスポンスタイプの便秘の人は、絶えず下剤を服用するようになりがちです。実際、1年以上服用している人の大半が下剤依存症に陥っています。下剤依存症には軽症から重症まであります。あなたは大丈夫でしょうか?
チェックリストを使った自己診断を行ってみましょう。
軽症
- 常用量以上の下剤を、1年前後にわたり連日服用
- 下剤を服用しないと、排便が不可能
- 下剤を服用せず放置しておいた場合、便意がまったく起こらない
中程度の症状
- 下剤を服用しないと、腹部膨満感が増長する
- 常用量の下剤を、2~3種類連日服用
- 便意がまったく起こらない
- 不溶性食物繊維を多く摂取すると腹部膨満感が増長し、ひどい場合は胸やけなどの症状が出現する
)中程度の症状
- 常用量の2~3倍の下剤を、1年以上にわたり連日服用
- 下剤を服用しないと、腹部膨満感が増長する
- 常用量の下剤を、2~3種類連日服用
- 便意がまったく起こらない
- 不溶性食物繊維を多く摂取すると腹部膨満感が増長し、ひどい場合は胸やけなどの症状が出現する
重症
- 常用量の10倍以上の下剤を、1年以上にわたり連日服用
- 腹部膨満感が強くなると、ファスナーやズボンのジッパーが上がらなくなる
- 便意がまったく起こらない
- 夕方になると腹部膨満感が増強し、夕食が摂れなくなる
超重症
- 50~100錠前後の下剤を、毎日服用している
- 絶えず腹部膨満感が気になり、不安
- 不安が強いので、つい多くの下剤を服用してしまう
- 便意がまったくない