沙面 | らおぱんと呼ばれて

沙面

麺料理の一種ではなく、地名です。

交易会のあと 、広州で行ってみたいところが二つありました。

ひとつは客村、、22年ほど前、そこにある工場で仕事をしていました。

たぶん、昔の面影は微塵も無いほど変わってるはずなので、、

すこし遠くなりますけど、大きな変化は先ず無いと思われる、、

沙面へ向かいました。

と言っても地下鉄ですからね、、行きかたがよくわからんのです。

客村はズバリ、そのまま駅名になってるので容易くいけそうでしたが、、

ちょうど旅行会社の営業が、交易会から地下鉄駅に行く途中で地図を配っています。

そこに地下鉄の路線図も出ていたため、重宝しました。

で、海珠広場で下車すると、そこからタクシーに乗り、、

明るいうちに着けました。

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沙面へ、、

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ここは、昔のいわゆる租界ってヤツです。

建物がまるっきり欧州なので、その雰囲気が大好きでした。

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広州で働いているときは休みになると、よくここへ来ていたものです。

写真もたくさん撮ったのですが、どこへいったやら、、

まあ、この辺の建物って、そう簡単に建て替えたりしないでしょうから、また撮ればいいのでしょうけど。

建物自体に変化は見られなくとも、趣きはずいぶん変わっていました。

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たとえばこれはレストランになっています。

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これは、、何してんのかな、、

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ここはバーですね。

背を向けたバーテンダーさんが見えます。

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これはホテルか、、

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いずれにしろ、むかしはこんなにライトアップされてなかったように憶えています。

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ここは教会ですね、、見ればわかると思いますけど、、

この辺から昔の記憶が蘇ってきました。

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洗濯物が干してある、、つまり、居住者がいるんですね。

ここにも。

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むかしはこういう状態がたくさんあって、、

もっとゴッチャリ、雑然としていたように憶えています。

門のところまで、近づいてみれば郵便入れや、水道のメーターなんかが積み上げたようにかたまっていたような、、

洗濯物なんて、密林のごとくぶら下がっていました。

西洋の建築物が、いかにも東洋的な貧民窟のような生活臭さを発している、それが好きだったんですよね。

なんともボリシェビキな、、じゃなくって、ロシア革命直後みたいな雰囲気を味わえるところが、、

今でも洗濯物は干してありますが、なんとも控え目です。

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ってか、けっこう小奇麗に暮らしてそうじゃないですか。

だいたい、各部屋にクーラーがついてる。

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あたりもだいぶ暗くなり、盆踊りの準備中みたいなここは、、

スターバックスでした。

会員制の秘密露天クラブかと思いましたよ、、

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これだけ暗くなっても、街灯が点きません。

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なにか意図があるのか、忘れているのか、、

連れのおねえさんが、あまりに暗いため不安がっています。

そろそろタクシーひろって、夕食へ行こうか、、

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と、言っていたら街灯が点きましたね。

とりあえず、夕食へ向かうことにします。