それゆけスマートフォン3 水陸両用機を手にするまで
陰謀めいたデーター通信の巨額請求も、事なきを得ました。
データローミングのサービスは、どのみち、あんな高額では使い物にならないので取り消してしまい、、
もう安心。
それからはスマートフォンを巧みに使いこなし、モバイルの王道を極めんとする、、
予定でしたが、そううまく行くわけはないのです。
先ず大きな障害となったのは、、
使い方がわからない。
たいていのモノは取り説なんぞ一切読まず、なんとなく勘で使い方が見えてくるのですが、スマートフォンは全く勝手が違いました。
特に物理的に作用するボタン、というものが三つしかない。
まるで鉄人28号の操縦機です。
この組み合わせでいろんな操作ができるのかな、、
と、思いましたが、要するにほとんどの作業が画面のタップなんですよね。
ちなみにタップというのは、ギターを弾く者としては馴染みの深い言葉です。
まあ、このへんはトライアンドエラーで慣れるしかありません、何しろ取り説を読む習慣が無いものですから。
当初は頻繁に街中で立ち止まり、目の前に携帯を掲げた状態で首を左右に傾げる動作を繰り返していました。
これには我ながら滑稽に思ったものです。
時間が経つにつれ、基本的な操作は習得できるのですが、どうしても困難を極めたのがメールやメッセージ等の文字入力です。
特に日本語の入力はこっちで買った機種なので、デフォルトでサポートされておりません。
なんかキノコの名前のFEPみたいな、ソフトをインストールしましたね。なめこ、、とか言ったかなぁ、、
ああ、ソフトって言わないんですね、アプリですか、、ずいぶん古風な言い方をするもんだと思ったものです。
最初はアプリゲールの略かと勘違いしたので。
とにかく文字入力なんですけど、そおいうソフトな問題以前にあの小さい画面に表示されるキーボードに、、
大人の指先を這わせて、文字入力するのは不可能だと思いました。
大体、自分の人差し指の先端で、楽にアルファベット3つ分は隠れてしまいます。
おまけに、右手はギター弾くために小指以外、爪を伸ばしてるので、、
そんなわけで、メールやメッセージを打つのは早々とあきらめました。
結局どうしたのかと言うと、、
メールはともかく、それまで携帯の短信は仕事で活用しておりました、、特に大陸で。
そこで押しボタン携帯を携行し、短信を打つ必要があるときはさっと取り出し、、
SIMカードを入れ替えて、短信を打ちまくったのです。
両手に携帯を持って、、
スマートフォンは受信専用機として、その先進的な機能を発揮させるに止まりました。
この文字入力の難しさに、ひとつ確信したことがあります。
いわゆるネェル、、って言うんですか、、
マタンゴのごとく異物を、伸ばした爪に貼り付ける、土人の儀式装みたいなアレを、、
スマートフォンの大流行は、駆逐することになるだろう、、と。
それから、翌年の旧正月が過ぎたころだったでしょうか。
外出中に急用で、短信を一件打たなければならなくなります。
あいにく押しボタン携帯を、持っていなかったので、、
スマートフォンに右手の小指を立て、オネエ式にゆっくりと、、何とか一行の短信を打つことができました。
すごい時間がかかりましたけど、やればできるじゃないか、、と肩で息をしながら感慨深い達成感を覚えたものです。
ようするに画面が小さいからダメだったんだ。
と言う結論にこのとき達しましたので、、
2号機への買い替えを検討するに至ったのです。
で、一年を経た2012年の3月が終わるころ、、
画面のデカさ重視で購入したのがこれです。
Xperia arc s
この時点で決して最新機種ではありませんでした。
当時最新機だったXperia sの購入も考えたのですが、たしかiPhoneみたいにSDカードがマウントできない、ということで興ざめしたのを憶えています。
後に風水の先生がそれを買ったので、見せてもらいましたが止めて正解でした。
だいたい、HK$4000以上するならノートPC買ったほうがいいし、、と当時はまだ解脱しきってなかったんですね。
おまけに、このときは一台だけの購入ではなかったので、腐れ落ちても経営者、出費総額は抑えたいところ。
色違いのおそろいで、2台購入したのでした。
ちなみに買ったのは前機Xperia X8を買ったところと、同じ店です。
さて、デカ画面の威力は予想をはるかに上回るものでした。
キーボードを表示し、その上をプレデターのように指先を這わせれば、、
押しボタン式を、はるかに凌ぐ速度で短信が打てました。
〝あ、圧倒的じゃないか、、〝
もちろんメール送信においても、その威力は遺憾なく発揮されたのです。
Androidもバージョンアップして4.0だかになり、もうキノコのFEPを入れる必要は無くなりました。
デフォルトで日本語が打てます。
文字入力時は画面上方に小さくキーボードのアイコンが表示され、それをプルダウンすればすばやく言語の切り替えができました。
英語、中文、日本語で文字入力を使い分ける者にとっては、なかなか使い勝手がよい。
欲を言えばスペルチェック、なんて機能があるといいんですけど、、
ストレージも最初は16GBのSDカードを入れておりました。
それに音楽だビデオだ写真だと容赦無く入れていたら、すぐに容量は足りなくなってしまい32GBに変えたのです。
仕事に娯楽に、スマートフォンは離せなくなり、、
さらに一年が経とうとするころ、悪い病気のような状態になっていました。
それは、、
むかし、IBMのノートPC、Think padに惚れ込み、230CSから5年連続で毎年買い換えました。
まあ、あのころはWindowsが発展目覚しく、すぐ容量が追いつかなくなってしまったからなんですけど。
そんなわけで、2度あることは3度やらねば気がすまないので、、
今年も、あれから一年が経とうとするときに、、
新機種購入となりました。
ついに最新機種です。
Xperia Z
でっかいことはいいことだってわけで、更にデカくなった画面は5インチ。
香港の地下鉄九龍塘駅にて、Xperia Zで撮りました。
SONYはかなり力を入れてるんですね、この携帯に、、
なにが気に入ったかって言いますとね、、この携帯電話、実は、、
水陸両用なんです。
・ ・ ・ ・ ・ ・。
それ防水って言いませんか?
ああ、そうとも言いますね、、いや、水陸両用です。だってZって、、
Z’GOKのZでしょう?ちがうのかな、、
まあ水中で電話できる人って、いないでしょうから水陸両用電話って矛盾してるんでしょうけど。
とにかくこれで、、
どしゃ降りの雨でも、気にせずスマートフォンが使えます。
突然のスコールも、熱い語らいを止めることはできなかった、、
って、風邪引いたらどうすんのさ。
カッコいいのはやっぱりこれですね、、
SDカード、SIMカードのスロット等、ステルス戦闘機のウエポンベイみたいに個別にフタが付いてます。
もちろん、防水のため。
フタをしてしまえば、モノリスみたいにつるんつるん。
SDカードをスロットから出したところ。
下に持ってるマイクロSDカードならべましたけど、全部中に収納できるってわけじゃないです。
こうやって、とっかえひっかえできるって言いたいのさ。
これがiPhoneには真似できまい。
このフタを開けるときや、カードの出し入れ感から連想したのは、、
男の子の夢、Thunderbirds are go !
イマイのプラモ、サンダーバード2号コンテナの取りはずし、つめ立ててフタを開ける感触が思い起こされたのでした。
それから、、
おそらく前記事のような経験した人多いんでしょうね。
データ通信をオンしようとすれば、、
こう表示されるようになりました。
最初からこうしろよ、、
さて、歴代Xperiaを三つ並べるとこうなります。
こうして見るとericssonって消えちゃったんですね。
三つあったボタンもなくなりました。
重ねるとこうなる。
ついでにPDAと並べると、、
ざうるすだから、これもZか。
重ねれば、、
いくら薄くても、表面積は大きいですからね、、ズボンのポケットに入れるとしゃがんだとき気になります。
カーゴパンツとか履けばいいか。
まあ、そんなわけで、、
今宵も安屋台へ、最新スマートフォンを手に出かけるのでした。
もうビールぶっ掛けちゃっても安心さ、水陸両用ですから。
そういやブログの更新もスマートフォンって、できるんですよね、、たしか。
そのうち屋台から、実況更新でもやってみようかな。