イーロン・マスクは、テスラが全世界の従業員の10%以上を削減する計画であることを社内メモで発表
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テスラ、全世界で従業員の10%以上をレイオフ…イーロン・マスクが送ったメモ全文(海外)
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The Washington Post/Getty Images
イーロン・マスクは、テスラが全世界の従業員の10%以上を削減する計画であることを社内メモで発表した。
彼は、EVメーカーが急成長するにつれ、役割の「重複」が生じてきたと述べた。 また、今回の人員削減は「無駄がなく、革新的で、次の成長段階に向けたハングリー精神を高める」ことにつながると付け加えた。
イーロン・マスク(Elon Musk)は2024年4月14日にテスラ(Tesla)の従業員にメモを送り、全世界の従業員の10%以上を解雇すると発表した。
Business Insiderが入手したメモのタイムスタンプによると、社内メールはアメリカ太平洋標準時の深夜近くに送信されている。 入手したメモの中で、テスラのCEOは、会社が急成長するにつれて「特定の分野で役割や職務が重複」するようになったと述べている。 14日の夜、レイオフの影響を受けた従業員は、自分の役割がなくなったことを知らせるメールを個人アカウントで受け取った。
「今すぐ、あなたはこれ以上仕事をする必要がなくなり、テスラのシステムや物理的な場所にアクセスするこができなくなる」とそのメールには書かれている。
人員削減のニュースを受け、テスラの株価は15日の市場前取引で1.2%下落した。 週末には、一部の管理職が上層部にリストを提出するように指示されたという噂が社内に広まり、テスラの従業員はレイオフが近いのではないかと考えていた。
これとは別に、テスラは2月から、社内でどの職務がビジネスクリティカルかを特定するよう管理職に指示を出し、業績評価を一時的に遅らせていた。
同社にとって大規模なレイオフは、2023年2月にニューヨーク州バッファローの工場で一部の従業員を解雇して以来となる。 当時、ワーカーズ・ユナイテッド労働組合は、全米労働関係委員会(NLRB)に提出した訴状の中で、テスラは違法に従業員の一部を解雇し、おそらく労働者は「組合活動に対する報復として、また組合活動を抑制するために解雇された」と述べた。テスラはこれを否定し、従業員は業績不振により解雇されたと述べた。
今回の人員削減は、テスラがEVの需要低迷に苦しんでおり、同社の株価が年初来で31%以上下落していることを受けたものだ。同社は次の決算報告を4月23日に行う予定だ。
イーロン・マスクがテスラの従業員に送ったメモの全文は以下の通り。
長年にわたり、我々は世界中に複数の工場を展開し、急成長を遂げてきた。この急成長に伴い、特定の分野で役割や職能の重複が生じている。次の成長段階に向けて会社を準備するにあたり、コスト削減と生産性向上のために会社のあらゆる側面を見直すことは非常に重要だ。 その取り組みの一環として、我々は組織を徹底的に見直し、世界全体で10%以上の人員削減という難しい決断を下した。これほど嫌なことはないが、やらなければならない。
これによって、我々は無駄を省き、革新的で、次の成長段階のサイクルにおいてハングリーであることができるようになる。
テスラを去ることになった皆さんには、長年のご尽力に感謝申し上げる。我々の使命に対する皆さんの多くの貢献に深く感謝するとともに、皆さんの今後の活躍を祈っている。別れを告げるのはとても辛いことだ。 残された皆さんには、前途多難な仕事に取り組むことにあらかじめ感謝していきたいと思う。
我々は、自動車、エネルギー、人工知能(AI)の分野で最も革新的な技術を開発している。次の成長段階に向けて会社を準備する際、皆さんの決意が大きな違いを生むことになるだろう。 皆さん、ありがとう。 イーロン
Jyoti Mann,Grace Kay
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